動画、リニューアル!
富谷市にお住まいの皆さんにご質問です!
数年前から富谷市役所の番号案内表示に当院の動画がアップされているのをご存知でしょうか?
もしくは泉中央のサイネージ(電子広告)の動画を見たよ!という仙台・富谷市の方はどれくらいいらっしゃるでしょうか??
実はこの度、当院の動画が一部リニューアルいたしました♪(市役所はすでに変更済み・泉中央は今後変更予定です)
特に3コマ目が変わっていて、当院に通ってくださっている可愛いお友達のお写真をたくさん採用させていただきました⭐︎
ご自身のご家族やお友達がもしかしたら発見されるかもしれません。
ぜひご覧ください😊(携帯画面だと画面が切れてしまうと思うので、PCお持ちの方はぜひPCでご覧ください!)
2025年も!春の健康診断
今年も春の健康診断キャンペーンの季節がやってまいりました!
昨年も、ワンちゃん猫ちゃんともに約3割の子に何らかの不調や病気が見つかり、
「このタイミングで健康診断を行って良かった!!」と言える症例も多くあり、その中には即日手術となった子も複数件ありました。
以前もお話ししましたが、スタッフのワンちゃんも、病気発見の約7ヶ月前に健康診断を行なっていたのですが、プロフィール写真撮影時に流れで健康診断を行なったところ、腹腔内に腫瘍が見つかったという例があります。
幸い早期発見だったため、今はとっても元気なのですが、やはり中年齢以降の動物たちには、年2回の健康診断の大切さと、血液検査だけでなくあらゆる方面からのアプローチが大切であるということを痛感いたしました。(このときのお話は以前のブログで記載済みなので、もし良ければ読んでください^^)
年2回と聞くと多いような気もしますが、人よりも早く年を取るワンちゃん猫ちゃんにとっては、決して多すぎるわけでもないようです。
さらにポイントなのが、ワンちゃん猫ちゃんは人間のように自分の不調を言葉で訴えることができないということ。
目に見えて不調になる頃には『我慢ができないくらい』になっているので、そうなる前に気づいてあげることが大切です。
また、健康診断は〝病気を発見する〟という目的のほか、〝自分の基準値を把握する〟という意味合いもあります。
基準値というものは、統計学的に求められるのですが、例えば100人健康な人を集めて検査を行い測定した値のうち95%が属する値を基準と設定しています。
言い換えると、たとえ健康であっても5%程度は基準外になるのです。
ですから、基準値から外れたからといって、一概に健康ではない。とは言い切れないのです。
自分がその残り5%の軍であるだけなのか、本当に健康を害しているがための基準値外なのかは、総合的に・経過を見て判断する必要があります。つまり、いつもは基準値に収まっているのに、突如基準外になってしまったのか、 安定的に基準外で維持しているのか、それを判断するためには前もって自分の体を理解しておく必要があるのです。
今年はすでに花粉が飛散しているという情報もあるくらい、暖かくなるのが早いです。
お散歩やお出かけに出かけることも多くなる季節がやってきますので、ノミマダニの予防も含め、早めに健康管理をして、楽しい新年度を迎えましょう^^
フェアトレード
今日はバレンタインデーですね。
毎年、お子さんがお友達からもらったチョコを盗み食いしてしまった!というワンちゃんのご来院がありますが、今年はどうなるでしょうか…
バレンタインフェアをしているお店を覗くと、カカオの価格が高騰しているためか、一時期流行ったカカオ90%などのチョコも見かけることが少なくなり、今年はナッツやマシュマロ・クッキーなどを混ぜ合わせたチョコレートが多いような気がしています。
話題のドバイチョコレートもまだ食べたことはないですが、とても美味しそうでいつか食べてみたいです!
もしワンちゃんがチョコを食べてしまった場合は、チョコレート中毒により下痢・嘔吐・腹痛・ふらつき等さまざまな症状を引き起こす可能性がありますが、中毒を引き起こす量はその子の体重や食べた量、そしてチョコに含まれるテオブロミンの含有量により異なります。
一昔前のようにハイカカオチョコレートの流通が少なくなり、その頃に比べると危険性は少し下がったのかもしれませんが、もしチョコレートを食べてしまったという場合は、すぐにかかりつけの先生に相談してくださいね。(もし食べてすぐの場合だと吐かせることができるので、早めに相談するのが吉です。)
ところで皆さんは、フェアトレードチョコレートというものをご存知でしょうか。フェアトレードとは、公正な取引を行い、生産に携わる人たちの安定した生活や生産される品物の品質を守る仕組みのことを指します。
カカオの生産地は、ガーナやコートジボワール、エクアドル、インドネシアといった、貧困に喘ぐ人たちが多くいる地域です。
カカオを生産している人たちを安い賃金で働かせていれば、我々は結果として安く気軽にチョコレートを購入することができますが、無理な労働環境で大量生産をするため、品質の低下を招く危惧や、人道的な観点から見ても良くない方向に向いてしまいます。
フェアトレードという仕組みを用いることで貧困に苦しむ人の生活がより良くなり、労働を強いられている子どもたちが教育を受けるきっかけとなったり、粗悪な品物が生産されることを防ぐことにつながります。
最近は色々な物の値段が上がり、できるだけ安いものを求めてしまう傾向もやむを得ないところがありますが、
背景にある生産・流通を知ると、果たして目にみえるものだけで選択をしてもいいのか?と疑問が生まれます。
卵を1つ例にとっても、
狭い檻に入れられ、成長ホルモンや抗生剤の使用により大量に産み落とすよう管理された鶏から作られた卵なのか、
それとも美味しいご飯を与えられ、広い大地を自由に駆け巡りストレスなく育てられた鶏から作られた卵なのか。
ストレスなく育てられた卵の方が美味しいから。という理由だけでなく、動物の福祉の観点からも、どちらの卵を購入するか、背景を知ると選択を変える方も少なくないと思います。
平飼い卵も、いわば人間と鶏とのフェアトレードと言えるかも知れません。
買い物は投票と同じで、需要がなくなってしまうと、生産することができなくなってしまいます。
動物の福祉を重視して、少し高くても平飼い卵を選択すれば、そのような育て方をする農家さんを守ることにつながります。
このように、世の中には、同じ商品でも価格が違うものがあるのは〝見えない部分〟に隠れた真実があるためです。
本当に全く同じ商品であっても、食品に限らず、コスト削減のため温度湿度・衛生管理が疎かとなっている劣悪環境で保管されているものもあるかもしれません。
自分たちが何を大切にするのかによって、選ばれる基準は様々ですが、ぜひ見えないものにも目をむけ、身近な人だけでなく広い世界であらゆる人や動物が幸せになれる選択ができるといいなと思っています。
デルモセント フィジオ
私のイチオシケアグッズであるデルモセントシリーズから、新しい商品が発売されました。
その名も、デルモセント フィジオ イージーブラッシュムースです。(以降、フィジオと略します。)
デルモセントシリーズは、いずれも天然由来成分を用いて作られたケア用品で、ワンちゃん猫ちゃんへの体への負担が少なく、長く使っていける商品ばかりです。
この新しく発売されたフィジオは、傷んだキューティクルを整えてくれることで、毛に艶が生まれ、絡まりにくい状態に保ってくれます。
毛玉のできやすい長毛猫さん&ワンちゃん、ギシギシして艶がなくなってきたわんちゃん猫ちゃんのデイリーケアとしておすすめです。
ムースは手に取ったり、直接塗布し塗り広げてお使いいただけるのでとても簡単です。
フィジオ、気になるなぁ・・という方がいらっしゃいましたら来院時お気軽にお申し出ください。(サンプルがある場合はその場でお試しいただけます。)
国家試験月
早くも2月に突入しました。
2月といえば節分・バレンタインといった一般的な行事のほか、各種国家試験が行われる月ですね。
以前もブログで、『十数年以上経った今でも国家試験の夢にうなされる。』というお話をしたことがありますが、つい先日も国家試験の夢を見ました・・。内容は全く同じで、大学を卒業するときに受ける国家試験のほか、社会人になってから再度国家試験を受け、計2回の国家試験を合格しないと獣医師として認定されないというもの。
あまりに毎回同じ話すぎて、夢なのか現実に起こっているのかわからなくなってきて、1度の睡眠でこの夢を3回ループしていました。(夢→あぁ夢だよね。と夢の中で起きる→法改正により現実になってしまい、受験するも社会人になってからの試験には落ちてしまい、もう受かる気がしないと嘆いている夢。)
流石に同じ悪夢を3回連続で見てしまうと寝起きはぐったりです。実は今でもぐったりを引きずっていたり・・・。
国家試験だけでなく、高校受験や大学受験を受ける人たちは、24時間365日〝受験生〟となり日々勉強や体調管理に時間と努力を注いできたことでしょう。
私の好きな歌にback numberのベルベットの詩というのがあるのですが、『努力は実りづらいが、きっと人生は素晴らしい』という歌詞があります。
努力しても必ずしも報われるとは限りませんが、物事に一生懸命取り組み努力できる人は、きっとそうでない人よりも、ずっとずっと素晴らしいはずです。
受験を突破しても、その先にもきっと困難なこと、苦しいことはたくさんあるとは思いますが、自分の努力1つでたくさんの人を笑顔にできる可能性があるということは幸せでとても素敵なことだと思います。
あともう少し、実力が発揮できるよう体調にお気をつけてお過ごしください!
あずきのチカラ
今年は春が早く来る。と言われていますが、
まだ寒さがあるうちに、秋から冬・春先にかけて多い病気をご紹介していきたいと思います。
寒い時に起こりやすい病気。というと、猫ちゃんを飼われている方が真っ先に思い浮かぶのはおそらく膀胱炎ですが、
ダックスさんやコーギーさんを飼われている方は椎間板ヘルニアを思い浮かべるかもしれません。
特に冬場など、寒い時期に筋肉がかたまり、関節の可動域が狭くなることで椎間板に圧力をかけてしまいます。
一般に椎間板ヘルニアは肥満の子、高齢等で筋力の衰えている子は発症しやすくなると言われています。
また、椎間板ヘルニアというと腰。というイメージですが、実は腰の他に、首も椎間板ヘルニアを発症しやすい箇所で、意外に多くある症例です。
人の場合はストレッチやピップエレキバンなどで筋肉の凝りを取ることができますが、動物の場合はそうはいきません。
そんな時に身近にあるもので活用できるのが、薬局などで売っているあずきのチカラです。
温めるグッズとしてホッカイロなども思い浮かびますが、動物に使用する場合、誤飲の危険性もあり危険です。(ホッカイロ食べちゃった!という症例は結構多いのです。)
その点あずきは体に無害(大量に誤食してしまったら詰まりや消化不良の可能性がありますが)なので、動物にも比較的安心して使えます。
あずきの何が良いかというと、水分をたっぷり含むため、温めることによって蒸気が発生し、じんわり患部を温めてくれるため、硬くなった筋肉を芯からほぐしてくれるのです。
このあずきのチカラはなかなかの優れもので、その他マイボーム腺閉塞や鼻涙管閉塞による流涙症の子にも使えます。
流涙症というと難しい病気に聞こえますが、つまり、涙やけのひどい子に使えるのです。
マイボーム腺は、涙を目の表面にとどめてくれる脂を出す機能があるのですが、この機能がうまく働かなくなると目から涙が溢れてしまいます。
また、本来涙が流れる経路を断たれても、涙が溢れてしまうため、
温めることによって血行を良くし、マイボーム腺の機能を改善したり、鼻涙管を開きやすくして症状の改善を図ります。
あずきのチカラは使用回数制限はあるものの、繰り返し使えますし、目元用は1800円〜2000円ほどで売られているため、もしヘルニアや涙やけでお困りの方は一度お試ししてみてはいかがでしょうか?
※ちなみに余談ですが、首の椎間板ヘルニアの症例で、MRI検査後に症状が改善されてきたという経験があります。もしかしたら強い磁気がかかり筋肉の凝りがほぐれたせいかな?と考えています。筋肉の凝りをほぐして血行を良くするということがやはり大切なのかもしれません。
Life Changer
午後休診をいただいていた1月24日、25日は、院長(日下)が講習会や会合への出席、他県で動物病院をやられている院長先生とお会いするため、時間調整のためのお休みでした。
24日は、こちらのブログでも度々登場する、茨城県結城市にあるみくまり動物病院の院長である水口先生と、
25日は栃木県栃木市にあるあおぞら動物病院の院長である青木先生とお会いし、じっくりとお話をしてきたようです。
水口先生は院長(日下)と同い年で、獣医になりたての頃からの知り合いです。
家族ぐるみで仲良くさせていただいており、先日は我が家がアポなしで茨城の病院に押しかけたというお話をしましたね(笑)(ブログに記載あり)
水口先生は裏表がなく、誠実な先生で、そしてアクティブ! 当院よりも早く開業されているため、動物病院経営の先輩として色々と相談に乗っていただくこともあります。 奥様の香澄さんも周りへの気遣いや行動力のある方なので、とても尊敬しています。
水口先生とのお食事は、時間も遅くとあって、空いているお店がなかなかなく、おしか半島というお店に行ってきたようです。
私も食べてみたい。仙台名物という吉次の茶漬けだそうです。美味しそう!
青木先生は、ブログやインスタでは初登場となりますが、院長(日下)の兄弟子なのです。
院長(日下)は、大学を出てすぐ松戸にある日野動物病院で獣医療を学び、技術を磨いてきました。
日野動物病院は、当時80歳を超える院長がいらっしゃいましたが、日野の院長は日本においていち早く小動物臨床に携わっていたお方で、表にはなっていませんが、小動物臨床の発展に大きく貢献された方でした。
院長(日下)が臨床一年目で入った時にはすでにかなりのご高齢だったにも関わらず、重症な子のオペも躊躇なく『やるぞ!』とメスを握り執刀しており、学びの姿勢や病気の治療に果敢に挑むその姿勢は年齢を感じさせない、圧巻するものでした。
言い訳をしない、来るものを拒まない、できないで終わらせない。という日野院長の姿勢は、院長(日下)の獣医としての成長に大きく影響を与えるものとなりました。
日野動物病院は、院長(日下)や青木先生をはじめ、多くの動物病院の院長先生を輩出しており、院長の誕生日やクリスマスの時期、勉強会が行われるときにはたくさんの動物病院院長や勤務獣医師がが集まっていました。
その集まりの時に出会ったのが水口先生や青木先生だったのです。
私も青木先生とはその時初めてお会いし、お話しさせていただいたのですが、獣医なりたてだった我々2人に、『1日1つのことで良い。その学びを積み重ねていけば、1年で365個のことを習得できる。』というお話をしていただきました。
『早く多くのことを学ばなければ!』と焦ってしまうより、小さな努力でも絶やさず続けていけば、いつか気がついたときに大きな力になる。ということをお話しいただき、踏み出すことの大切さと継続することの大切さを学びました。
25日の青木先生とは太朗坊で食事をし、今は亡き日野の院長・奥様の思い出話と、獣医療に関するお話などをたくさんしてきたそうです。食事の後は当院や我が家にもお立ち寄りいただきました。
夜、我が家にいらっしゃった時に私も青木先生とお話をさせていただいたのですが、あの頃と変わらず、胸に刻まれるようなお話をしてくださり、
数年前に亡くなってしまった日野の院長・奥様の獣医療に対する思いや意思が、このようにして受け継がれて、たくさんの飼い主さんや動物たちの幸せに繋がっているのだなと胸が熱くなりました。
人を想い、命を想い、そのために自分の時間や労力を惜しまないという姿勢を、亡き日野の院長から始まり、青木先生や水口先生などから改めて感じ取れた2日間となりました
1つ前のブログで話題にした〝Life Changer〟が、院長(日下)にとってはおそらく日野の院長に当たるのかもしれません。(日野の院長がいたからこそ、水口先生や青木先生とも出会えたのですから)
震災後、地震により交通機関が麻痺し、福島の原発爆発により放射能の影響がある中就職活動を開始し、受け入れてくれる動物病院が数少ない中辿り着いたこの初めての就職先が、人生においてこんなにも意味のあることを教えてくれる場所だったなんて、行き着くべくして行き着いた、きっと縁のある繋がりだったのだと思っています。
優しさの集い
今日は1年の中で1番楽しみにしている集まりに参加してきました。
元々涙脆い性格ではあるのですが、歳をとったからなのか?心が弱っているからなのか? 各企業さんや会の代表の方のスピーチ、集まりの主役となる方のスピーチ全てが心に響いて、お話を聞くたびに涙で視界が見えなくなりそうになっていました。(一度涙を流してしまうときっと止まらなくなると思って、そこは我慢しました。)
その中であったお話を、忘れないうちに3つ書き留めておこうと思います。
1つは聖書にまつわるお話です。私は特にどの宗教にも所属はしていないので、その都度それぞれの宗教の良い教えを胸に刻んでいるのですが、今回聞いたキリスト教のお話は
『何も思い煩わないで、あらゆる場合に感謝をもって捧げる祈りと願いによって、あなた方の願いを神に知っていただきなさい。そうすれば、人の全ての考えに勝る神の平安が、あなたがたの心と思いを守ってくれます。』というものです。
日々色んなことに思い悩んだり、苦しむことはあっても、常に感謝の気持ちを忘れず願っていれば、神が心に平安をもたらしてくれるというものだったと思います。
どんなに思いをもって誠心誠意の対応をしても、その気持ちが届かないだけでなく、逆の方面に働いて悲しい思いをすることもあり、今まさに心が弱っている真っ最中だったのでその言葉がとても沁みました。
『何も思い煩わないで』なんて、なかなかその境地に至るまでは難しいかもしれませんが、悲しい出来事だけでなく、きっと嬉しいことや、温かい繋がりもたくさんあるので、そのような優しい出来事や、優しい人に目を向けるようにして、色んなことへ感謝を増やしていきたいなと思いました。
もう1つが、『成せばなる成さねばならぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけり』という言葉です。
この言葉は色んな場面で聞くことはある言葉ではありますが、改めて聞くととても深いなと思いました。
成し遂げたいと思う大きなことも、「きっと無理だろう」で諦めてしまうのと、小さな1歩でも歩みを始めてみるのとでは大きな違いがあります。
小さなスタートから、その想いに賛同する仲間が増え、その新しい縁がどんどん広がり、気がついてみると未来にはとんでもなく大きな世界が広がっているかもしれません。
迷いがあったら、〝とりあえず1歩でも前に踏み出してみる。〟
このことは今この歳になっても意識して心に留めておこうと思いました。
最後は、Life changerという言葉。
くさか動物病院は、未来ある子どもへの留学支援を行う事業にも協賛しているのですが、それはただ単に資金を支援している〝スポンサー〟という括りではなく、支援される側の人生を変えているLife changerのだということ。
人の人生は、自身の努力はもちろん、出会う人によって大きく変わってきます。
良くも悪くも、『あの人に出会えていなかったら別な人生だったかも』と思うことが誰しも1度はあると思います。
自分自身、「あの人に出会えたおかげで・・」というエピソードがとても多くあるので
私も今度は逆の立場で、『自分と関わることで、少しでもその人が幸せになるきっかけになれるといいな』と思いながら日々生きてはいるのですが(性格が短気なものですぐ挫けて導火線に火がつきがちですが^^;)、そのような中で当院の支援が人1人の人生をより良いものにできたということに、とても喜びを感じました。
優しい、思いやりをもった人と繋がることで、自分の心にも優しい気持ちが芽生えてきます。
そして逆もまた然りで、自分の中に優しさを持つことで、誰かの人生を豊かなものにします。
どうしても悲しい出来事があると、その事実さえ嘘ではないかと心が揺らいでしまいますが、今日の集いに参加して、折られても何度でも立ち上がる精神を培っていこうと思えました。
乾燥肌には
※この記事は2024年の12月にアップする予定だったため、内容が一部おかしくなっています。ご了承ください。(11月に書き始めていたのにもう1月半ば・・・💦)
冬の季節は乾燥がひどく、身体中なんだかピリピリ痒い気がしてしまいますね。
我が家の息子も、唇も乾燥により切れて、朝方口が血だらけになっていたと語っていました。
年齢が上がると、皮膚の潤いを保つ成分が失われていくため、私の場合年々この乾燥に対する悩みは深まっている気がします。
わんちゃん猫ちゃんは、人よりもずっとずっと皮膚が薄いため、普段から皮膚に使うものや湿度等の環境作りは十分配慮してあげる必要がありますが、冬場は特に注意してあげてほしいです。
乾燥により皮膚バリアが失われてしまうと、外部からの刺激に敏感になり、痒みなどの症状が強く現れてしまいます。一度掻いて爽快感を得てしまうと、痒い→掻くという行動がやめられなくなり、出血するほど掻きむしってしまう子も少なくありません。
人間でも、掻かないようにと思っていても、つい掻いてしまうほど、理性を持ってもその行動を止めることは容易ではないですよね。動物なら尚更そうだと思います。このため、痒みを未然に防ぐ。ということが何より大事になります。
12月は毎年特にシャンプーのお問い合わせが多くなる時期なのですが、シャンプーは使用するシャンプー剤・使い方によって逆に皮膚の状態を悪くしてしまうこともあります。
以前ブログ内でもお伝えしたように、「前に使っていたシャンプーだから。」ということだけで抗菌・抗真菌シャンプーを使用し続けるのはあまり良いことではありません。自己免疫だけで皮膚の状態を保てるようになっていたら、極力刺激の少ないシャンプーに切り替えてあげることが大切です。
洗い方も、肌を傷つけないように泡で洗ってあげることがPOINTなので、人の洗顔のように、よく泡立ててから優しくマッサージしてあげます。
泡ということで、私が個人的にイチオシしたいのが、マヌカウォッシュバーというK9Naturalさんで出している天然成分で作られた石鹸です。
こちらの石鹸は、マヌカ・カヌカ・ニーム・レモンマートルなど、古くから抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用があると言われ先住民族の方が古来より使用してきた植物から作られた石鹸で、泡のきめ細やかさや弾力がすごいだけでなく、泡切れの良さもおすすめしたい特性の1つです。
いずれの原材料も、作用の強さ、栽培方法が厳選されたものを使っているため、信頼度の高いものとなっています。(カヌカはニュージーランドのオーガニック認定機関により認可された有機栽培農家さんから調達しているそうです。)
ちなみに、私が度々ご紹介している〝マヌカハニー〟はマヌカの花の蜜から作られているはちみつではありますが、ニュージーランドやオーストラリア、ヨーロッパの医療機関でも積極的に用いられるほど、身体の健康維持に高い作用をもたらしてくれます。(私も、喉に違和感ある時はマヌカハニーを舐めるようにしていますが、マヌカを舐めたときは悪化することがほぼないです!)
マヌカウォッシュバーは100%自然素材から作られており、猫ちゃんにも使えるところが便利です。人の方でも安全テストが行われています。
私が実際にお聞きした飼い主さんからのエピソードの一つですが、
ある時お父様がお風呂に入られたあと、『何!あの石鹸!ツルツルもちもちになったんだけど!!』と言っていたので、どの石鹸だろう???と確認しにいくと、ワンちゃん用に置いていたマヌカウォッシュバーだったというお話がありました。
以来、お父様が『(自分が)使っていいかな??』とおっしゃられ、ご自身が愛用されたとのことです。
パグやフレンチブルドックなどの短頭種さん、子犬、ご高齢の子など、顔のシワが多い子や短時間でシャンプーを終わらせたい子に特に使用することが多いのですが、シャンプーしてあげている人の手もしっとり&モチモチしてくるので、全身使わなくても効果は実感できると思います。
この石鹸は非常に安定性が良く、450mlのシャンプーに匹敵する使用回数が見込めるため、長く使い続けることができます。子犬ちゃんをお迎えされて、犬用シャンプーを悩まれている人にはとてもおすすめです。使用期限はほぼないので、その点でもシャンプーよりも気軽に購入しやすいですね!
使う分だけスライサーで削ると少量ずつ使えて衛生的でとても便利です♪
どの子でも使いやすいので、お友達のわんちゃんにプレゼントとして贈っても喜ばれるかなと思います^^
実際にあるエピソードとして、
ある時お風呂上がりのお父様が『なにあの石鹸!もちもちツルツルになったんだけど!」とおっしゃられ、どの石鹸のことだろう???とお母様が確認してみると、ご自宅のわんちゃん用に置いていたマヌカウォッシュバーだった。というご報告がありました。
依頼、お父様がご自身で使っても良いかな?とご希望されたので人用としてお使いになられたそうです。
そして痒みという中で注意したいのが、一度皮膚炎で処方された痒み止め(飲み薬だったり塗り薬だったり)を、痒みが出たからといってそれを使用して良いのかということです。
中には同じ原因(アトピー・細菌性皮膚炎)で痒みが出ている場合もありますが、中には痒み止めを使用してはいけない例もあります。例えば毛包虫やカビなどです。これらは痒み止めを使用することによって症状が悪化してしまうので
私のイチオシ石鹸はこれ!
K9さんのマヌカウォシュバーです。
2024年最後の日
2024年も残すところあと数時間となりました。
当院では昨日で通常診療が終了しましたが、本日は休日診療として15時まで受け入れを行う予定となっております。(お電話は時間外は転送されます。)
年々感じていることですが、落語〝時そば〟のように、『何日か飛ばしてきたのではないか?』と思えるほど、1年があっという間に過ぎてしまいます。
2024年もたくさんの出会いと別れがありました。
2011年の東日本大震災以降、一歩先の瞬間でも『またね』はもう2度とない来ないかもしれない。ということを心の中にずっと忘れないように生きてきましたが、元気で再会を約束したはずの子に、もう一度会うことが叶わなかったということが実際にありました。
もう2度と会えないと分かった時、思うのは『最後にあの子と別れた時の自分は、どういう自分に映っていたかな?』ということです。
今、紛争・戦争・物価高等により、世の中がとても緊張感に包まれていて不安な気持ちになることも多いですが、荒んだ気持ちを緩和できるのは何よりも相手を思いやれる優しさではないかなと思います。
もしも他人に対していつでも思いやれる心を持ち続けられることができたら、きっとあやふやで自信が持てない過去の自分も、『あのときも、精一杯やってあげられた自分だったよ!』と自信をもって言ってあげられる日が来るかなと思えます。
早くからお休みに入る動物病院さんも多い中で、当院の理念に理解を示してくれ、ギリギリの日程まで志共に獣医療に携わってくれた当院スタッフのみんな、そしてたくさんの病院がある中で、当院を信じて通ってくれた患者様、皆様の信頼と励ましがあってこそ1年間命に向き合う事ができたと思っております。
周りの支えがあってこそ、優しくありたいという気持ちを投げ出さずに持ち続けることができました。
2025年、皆様にたくさんの幸せがある1年となりますように、心からお祈りしております。
また新年も元気に笑顔でお会いできますように!