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2019.06.22

ワンちゃん・猫ちゃんには軟水を

住まいの博覧会でご紹介させていただいたわんたまにゃんたま

ワンちゃん・猫ちゃんに浄水器の水・・なんて、ちょっと贅沢品?という印象は確かにあるかもしれません。

「水道水で十分」「うちはお水をお取り寄せしているからそっちで良い。」と言う方も多いと思います。

 

では水道水やペットボトルのミネラルウォーターは、ワンちゃん猫ちゃんにとって本当に安全なものでしょうか?

 

まず水道水ですが、一般的に水道水を避ける方の理由としては、塩素やトリハロメタンが入っているから。が挙げられると思います。

水道水の消毒として使われる塩素量ですが、日本の水道水の残留塩素濃度はWHOの基準値よりも大幅に下回っているので、生涯飲み続けても安全といえます。

次にトリハロメタンですが、このトリハロメタンという物質は自然界にある植物が不完全に分解された時にできる腐植質と塩素が反応することにより生成される物質で、発がん性があると言われていますが、こちらも日本の水道水はWHOの基準値を下回っており、生涯飲み続けていても大丈夫とされています。

総じて考えると、水道水は塩素は含まれているけれど、ワンちゃん・猫ちゃんの飲み水として容器に入れたまま半日〜1日過ごす。という方は雑菌の繁殖もある程度抑えられるため良いと言えます。

ただ、ワンちゃんなどは人間よりも嗅覚が鋭いので、水道水の塩素臭を気にしてしまう子だと塩素を除去したものの方がよく飲んでくれるようになるかもしれません。(人でいうと塩素臭のするプールのお水を飲んでいる感覚なのかも・・。)

また、地域によりミネラル量が変わってくるのでこの点には注意が必要です。関東や北九州地方ではミネラル分が多いので膀胱結石ができやすい子には水道水はあまりお勧めできないことになります。(あとは東北であっても井戸水を使っているような地域は注意)

 

次にペットボトルのお水ですが、これはどのようなお水をご購入されているかにもよります。

もしも動物たち・小さなお子さんに与えるお水でしたら硬水ではなく、軟水のお水をご購入されることをおすすめします。

しかしペットボトルのお水も、開封してしまうと雑菌が繁殖しやすくなってしまう点と、市販のミネラルウォーター類は水道水よりは安全基準項目数が少ないという点が多少気になる事柄かなと思います。

 

以上のことから、安価で、安全基準項目数も多く安全な水道水を使いつつ、その水道水の中からミネラル分を取り除いて軟水にしたものを、“必要な分だけ”作って与えることができるもの。と考えると、わんたま・にゃんたまはベストなものなのかな?と考えられます。ちなみに犬猫用浄水器と言っても、もちろん形が可愛くなっているだけで、人間が使っても全く問題はありません(^_^)v お父さんの水割り晩酌用などに食卓に置いても可愛いと思いますよ!

 

ワンちゃん・猫ちゃんは臭いにとても敏感なので、使用するお水の容器に臭いがついていても嫌がる子もいるので、プラスチックの器よりも陶器やガラス、ステンレスの容器をおすすめします。そしてキンキンに冷えたお水よりも多少ぬるま湯の方がよく飲んでくれます。

そして人間でもすぐ飲める環境にあればちょくちょく飲むけれど、少し遠い場所にあれば面倒臭くてつい我慢してしまう。ように、ワンちゃん猫ちゃんも気が向いたときにすぐお水を飲める。という環境がとても大切です。

可能であれば、生活空間に複数箇所お水を置いてあげることをおすすめします。