スタッフブログ

2019.06.19

お口スッキリ

6月はスケーリングキャンペーンを行なっており、以前より歯石が気になっていた・・。というワンちゃん猫ちゃんがこの機会にご利用くださっています。

 

《あるときのスケーリング例》

ビフォー

アフターです。

2種類の研磨剤を使っているので歯がピカピカになります。

 

 

重度歯周病の子です。歯肉も炎症がひどく、ブヨブヨになっています。

(↓ 以下、歯肉炎の画像をアップしていますので、苦手な方はご注意ください。 ↓)

 

 

 

 

 

 

放置すると歯周ポケットが深くなりすぎ、鼻の方に穴が貫通してしまったり、顎の骨が溶けてしまうので、歯周病がひどい時は抜歯をして口腔内を衛生的に保つ必要があります。時に大きな穴が空いている場合はその部分を縫合して塞いでいであげなくてはなりません。

 

チワワ・トイプードル・ダックス・パピヨン、マルチーズなど、歯周病になりやすい犬種はありますが、中にはかなりのご高齢でも歯の汚れがほとんどない!という子もいます。

唾液量や、その子のもつ免疫力、お水の飲む量などにより歯石の沈着量は変わってきます。

一番歯石のたまりやすい箇所は、口唇をグッと開いた時にようやく見える、裂肉歯(奥歯)という部分です。

歯周ポケットが深くなると、空気がなくても繁殖する嫌気性菌というものが増えてしまい、この菌の毒素によって内臓にも悪影響が出てきてしまいます。

 

もちろんワンちゃんだけでなく、口腔内の健康は猫ちゃんにとっても大切。

口腔内が不衛生だと口内炎もできてしまい、口の中が敏感な猫ちゃんは食欲がガクッと落ちてしまいます。

これはスケーリング後の写真ですが、歯茎の周りがグルっと赤くなっています。 この猫ちゃんは口の奥の方にも口内炎が多数ありました。

 

もちろん、麻酔をかけての処置は不安・・という方は、歯石が酷くなる前に、早めに歯磨きを習慣としてできる様にしてあげるといいですね🙌🏻

 

本日シャンプーに訪れたフレンチブルドックさんやパグさん、チワワさんはみなさん歯磨きもされて行かれました。

歯ブラシを口に入れるときは「え??! 何するの?!!」と少し嫌がるそぶりをしましたが、使った歯磨きジェルが美味しかったのか、その味を堪能するかのように口をくちゃくちゃとしながら上手に歯磨きさせてくれました😊

今回使用した歯ブラシは、ビルバックさんの歯ブラシで、使った歯磨きジェルはLIONさんの歯磨きジェル“フレッシュリーフ味”。

ビルバックさんの歯ブラシは柄が長くて持ちやすく、ブラシの毛は長い毛と短い毛が混在しているので歯周ポケットの奥までしっかり届き、汚れが掻き出しやすくおすすめです^^