緊急事態宣言が一部緩和により、宮城県の自粛要請も解除されたたため、営業を再開された店舗さんも増えてきました。
私がよく利用させていただいていた食べ物屋さんも、緊急事態宣言発令中は、テイクアウトのみに切り替えたり、急遽今までなかったテイクアウト商品を作るなど色々と工夫をされていました。
中には、本当なら出来立てを食べてほしい、この盛り付けで食べてほしい、大勢で囲んで笑いあいながらゆっくり食べてほしい、、、
そんな信念や思いのある店舗さんもあったかと思います。
当院は4月から2名の看護師がスタッフ入社したため、歓迎会としてどこか美味しいお店で食事会でもできたらいいなと考えていたのですが、この情勢の中・そして各スタッフの予定も踏まえて考え、院内でテイクアウトしたものをいただくことにしました。
今回富谷市成田にあるステーキハウスらいおんの子さんのテイクアウトを利用させていただいたのですが、ハッシュドビーフ丼、ステーキ丼、そして自宅のフライパンを持っていくと各種ステーキ・ハンバーグを入れてくださいました。
デミグラスソースも美味しいのですが、ワサビといただくステーキも、とてもとても美味しいのです。
らいおんの子さんは何度か利用させていただいたことがあるのですが、お肉はびっくりするほどやわらかく、本当にライオンの子にでもなったようにお肉を食べることができます。 やわらかいのに噛み応えもあり、小さな子もステーキを堪能することができます。
店舗でいただくステーキは、鉄板の上でジュウジュウと音が鳴り、熱々のうちに最高の状態でいただくことができるのですが、テイクアウトのものも、お店の人が一生懸命考えて考えて、お客さんのためにできるだけ美味しいものを。。と心を込めながら作ってくださったんだなぁ・・と考えると、どれもいつ食べても最高の美味しさでいただくことができます^^
ごはんを持ち帰る際、店員さんに『病院でアルコール(消毒用)足りてます?無いときは言ってくださいね!みんなで助け合いましょう^^!』と声をかけていただき、思わず涙がこぼれそうになるほどウルっとしながら運転してきました。
患者様からも、『マスクが手に入ったのでお裾分けしますね』『家にあったので〇枚ほどでしたら持っていけますよ^^』『手袋とかガーゼは大丈夫ですか?』と優しいお心遣いとお言葉をいただくことがあり、なんともいえない温かい気持ちで胸がいっぱいになっています。
それはまるで昔みた暗闇の中での満天の星空や、蛍の光のように、時間が経っても忘れることのない思い出としていつまでも心の支えになってくれるんだろうな・・と思います。
昨日も今日も、緊急手術が続いており、午後の診療を急遽休止してしまいましたが、他の患者様から『先生頑張って!』『ワンちゃんが無事助かりますように!』『お疲れ様です』『いつもありがとうございます』というたくさんのお言葉をいただき、とても力になりました。
患者様の、その温かい気持ちや信頼が私たちの原動力になっています。
お金やモノは、使ったり誰かに渡してしまうと無くなってしまいますが、優しさや人を思いやる気持ちって誰かにしてあげたりされたりすると、自分も他の人にしてあげよう。と思えたり、温かい気持ちは消えることなく続いていくんですよね。
ペイフォワード。
誰かの幸せの小さなきっかけになりたい。(firefly)
みなさまからいただいた優しい想いを大切にし、これからも頑張っていきたいと思っています。