スタッフブログ

2020.05.20

風薫る季節

少しまた肌寒い日に戻ってしまいましたが、先週は“ 薫風の候 ”という言葉にぴったりな、温かい風の吹く1週間でした。

桜やチューリップなど、優しくて可愛らしい花が咲が一面咲き乱れる春も、緊急事態宣言による外出自粛期間と重なりガラス越しにしか愛でることはできませんでしたが、この5月の空の青と萌える緑の季節も、植物の精一杯生きようとする力強さが感じられてとても好きな季節です。

それにしても、“ 薫風 ”なんて言葉は、一体誰が付けたのでしょうね。。

こういう言葉と出会うと、日本語って本当に美しくて素敵だな。と、このような言葉が身近にある国に生まれてこられて嬉しいと思えます。四季が彩られている日本ならではの表現なのかもしれません。

 

さて、今週に入ってからは雨が続いていますが、太陽が顔を出す時間が長くなり、紫外線量も多くなってきています。

これからの時期、暑さ対策のためワンちゃん・猫ちゃんの毛を短く、サマーカットされる方も多くなるかと思いますが、毛を短くした後は肌が露出し紫外線の影響を受けやすくなるので、薄手で通気性の良いお洋服を一枚羽織らせてあげるなどしてあげると良いと思います。

 

また、スーパーなどではオレンジやキウイなど、ビタミンたっぷりのフルーツが多く出回るようになりましたが、紫外線で受けたダメージには抗酸化作用・皮膚や粘膜の健康を維持する働きのビタミンA,C,Eを摂ることがオススメです。

もちろん摂り過ぎやアレルギーには配慮が必要ですが、旬のものには、その時期に必要な栄養がたっぷり含まれているため、少量のおやつや手作り食には積極的に活用したいところ。

暖かくなると食中毒にも十分気をつけなければなりませんが、加熱により失われてしまう栄養素・酵素があるため、できるだけ素材そのままで食べさせたいもの。

そんな時オススメなのが食品乾燥機(フードドライヤー・ディハイドレーターなどとも呼ばれます。)です。

多くの酵素は60度くらいから失われてしまうため、58度で維持してドライフルーツの作れるこちらの機械はとても便利。

今回は代表としてフルーツを載せてみましたが、もちろんお野菜もキノコ類も乾燥させることができます。

※食品乾燥機は食品を低温乾燥させるものなので、雑菌が繁殖しやすいため、使った後は十分に清掃したり、使う前に機内を高温にして菌を殺してから使うなど注意してください。

しばらく在宅生活だったため、今回作ったドライフルーツも使って、ワンちゃんも食べられる非加熱のケーキを作ってみました。

下の部分はゴボウとニンジンとサイリウムパウダー(オオバコ)などをフードプロセッサーで混ぜたもの。

上の部分は水切り木綿豆腐・プレーンヨーグルト・レモン汁をミキサーにかけ、さらに溶かしたゼラチンを混ぜて冷やし固めたもの。

セルクルや下が外れるケーキ型を使うと簡単に作れます。

 

下のクラストと呼ばれる部分を生くるみやデーツ・ココナッツフレークなどをフードプロセッサーにかけたものにすると、人も美味しく食べられるローケーキ(Raw Cake)になります。上の部分は上記の材料に砂糖を加えるだけでチーズケーキ風味のお豆腐プリンになるので、それだけコップやゼリー容器に流し込んで子供用・ダイエット用おやつに食べても美味しいです。

 

ちなみにコロナにより牛乳の消費が下がり、フードロス応援として牛乳を買おう!というプロジェクトがありましたが、ヨーグルトメーカーがあれば簡単に自宅で牛乳からヨーグルトを作ることができます。たっぷりできるので家計にも優しい…。

ヨーグルトは乳糖が乳酸菌により分解されているので、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする乳糖不耐性の方でも摂取することができます。(アレルギーのある方は別です💦)

私はノーマルなR1のドリンクタイプを使っていますが、こちらを入れる分牛乳は減らしておいています。(うっかり牛乳を減らさないで注ぎ入れると溢れます。。)

入れて40度で8〜9時間温めるだけでできてしまうので本当に簡単。

ワンちゃんにヨーグルトをあげているご家庭も多いと思うので、ご家族みなさんで食べられる自家製ヨーグルトを作ってみるのも楽しいかと思います。ヨーグルトメーカーがあれば甘酒なども作れるので(私はまだチャレンジしたことはないですが…。←納豆作りは失敗しましたー(^_^;))夏場に食欲が落ちてしまう子には甘酒作りをするのも良しです。

 

コロナウイルス感染も少しは落ち着いてきたところではありますが、まだまだ第2波など油断できないと思いますので、引き続き体調管理は徹底していきたいと思います。

猫ちゃんの場合、コロナウイルスに感受性があるとの論文が多く出ておりますので、人間と同様外出は避け、室内飼いを徹底してあげるようお願いいたします。