今年の8/13,14,15の3日間は、お昼休みの時間を使って獣医さん体験を行いました!
開院してから毎年夏に開催している獣医さん体験。本当は年2回くらい開催したいなと思っていたところ、今年はコロナのこともあり2回どころではなくやめておいた方が良いのかもしれない…と一時は見送りを検討していたのですが、『もし今年もあるなら参加したい!』という声があちこちから聞かれ、
夏休みの短縮や、県外へのお出かけ自粛等を考えると、むしろ子供達のために私たちが思い出をつくってあげたい。ということになり、いつもは丸一日休診にして行っていたのですが、蜜にならないように分散させるため子供達がお休みのお盆期間中、3日に分けて行うこととなりました。
時間もあまり長くならないように、1時間で終わらせる内容と規模に変更。
より体験的な内容を選別して行いました。
今年は聴診体験、エコー体験、レントゲン体験(防護服を着てみる)、採血体験、顕微鏡体験、オペ体験に絞りました!
聴診、エコー、オペ体験は院長が担当し、その他の体験は看護師さんが担当です。
今年もぬいぐるみ達が大活躍。
エコーに使っているぬいぐるみの名前はオレンジ。その他は未定でしたか、インスタでフルーツ名で統一したら?とのご意見を頂いたので、手術体験の猫ぬいぐるみはレモン、採血体験のダックスぬいぐるみはアボカドのアボという名前になりました^_^
獣医さん体験の時にはまた現れると思いますのでよろしくお願いします⭐︎
さて、今回の獣医さん体験ですが、年齢制限を低くしたため、幼稚園の子や小学校低学年の子が多かったのですが、
内容は昨年に高学年用に設定したものだったので、かなりドキドキしたのでは無いかと思います。
それでも小さい子もとても上手に採血、オペ体験に取り組んでおりびっくりしました。
聴診体験では、健康な心臓の音と、心臓病の心音を聞いてもらいました。馬が駆ける音に似てる!という詩人のような表現をするお子さんもいらっしゃいました。
一緒にいらしたお母さんの胸の音を聞いて『生きてる生きてる!』と感想を言っていた子もいらっしゃいました。本当にシンプルなことですが、まさに生きているってそういうことですよね。
純粋なコメントに思わずジーンとしてしまいました😂✨
顕微鏡体験では糞便検査と血液塗沫を見てもらいましたが、『はたらく細胞』という子供向け番組があるらしく、看護師さんが教えなくても血液の細胞について詳しく知っている子もいらっしゃいました!
中には細胞の粒々を見ていてふらっとしてしまう子もいましたが、実は院長も粒々が苦手なタイプ。大学時代には腫瘍細胞をスケッチする授業があったのですが、ひたすら粒々を見て描いていかなければいけない時間になかなか苦しんでいました(笑)
採血体験はリアルに赤く着色したお水にしようかな?とも考えましたが、具合の悪くなってしまったり、手が汚れてしまったりするといけないので、透明なままに。
血に見立てたお水をシリンジで吸う感覚は大人でもなかなか面白いかと思います。
オペ体験は実際に手術で使う糸をして、外科結びを学びました。
気がつくとできている結び目に『マジックみたい!』と感想を述べる子も(๑˃̵ᴗ˂̵)
それでも院長のお話を聞きながらみなさん上手に糸むすびができていて素晴らしかったです!!
神の手を持つという人間の方の心臓外科の先生は、車のハンドルに糸をつけて、信号待ちの際にひたすら糸結びを練習していたというお話があるので、もしかしたら今回学んだ糸結びを、今からお家でも練習していたら将来のスーパードクターになれるかもしれません!
獣医さん体験が終わった後に、お子様が書いたご感想を送ってきてくださる方もいらっしゃり、とても嬉しく思いました。
もっともっと体験してもらいたい内容もあるので、また何かの時に獣医さん体験を開催できればと思っています。
【獣医さん体験 〜聴診体験〜】
【獣医さん体験 〜採血体験〜】
【獣医さん体験 〜オペ体験〜】