スタッフブログ

2020.09.12

生きるために食べる

まだ頼りなかった緑の苗も、だんだんと濃い色の葉を伸ばし、黄金色の実をつけ項垂れた姿を見せるようになりました。

そろそろ新米の季節!

私自身はお米を食べない人なのですが、家族のために美味しいご飯を炊く楽しみがあり、新米の季節はとてもワクワクします。

 

お米のブランドも様々あり、そのお米によって味や食感が全く違うので、様々なお米を試しては家族の好みを聞いて、継続的に買うブランドを決めたりしています。

 

みなさんは普段の主食(お米)を買うとき、どのような点を重視して決めているでしょうか?

 

安全性でしょうか? でしょうか? 価格でしょうか? どれも選ぶ上で大切なことだと思います。

 

安全性というと、農薬化学肥料放射能の危険性がないこと…などがあげられると思います。

味といえば好みの大きさ硬さ旨味

価格というと、“継続的に購入できる金額かどうか” であると思います。

“お米”という、毎日食べる食材であるため、どれか一つの要素が合わなくても続けられませんよね。

 

最近の我が家で使っているお米は

フードレスキューで購入した北海道産のおぼろづき

新潟のお米の新之助、山形のお米の雪若丸です。(その他にもたくさんの品種を試したことがあります。)

 

おぼろづきは、購入によってコロナの影響で苦境に立たされている生産者さんの助けになることと、何より子供に食べさせても安心な品質ということから購入しました。

 

新之助はたまにスーパーで安く買えることと、お米の粒一粒がしっかりしていてお弁当に入れたりおにぎりにしても扱いやすい点から、雪若丸は売っているところが少ないのですが、ふっくらしていて柔らかく、家族にも好評だったことから使うようになりました。

 

ではワンちゃん猫ちゃんのご飯については、何を重要視するでしょうか。

まず私たちのお米を買うときと同じように、価格だったり、(食べてくれるかどうか)、安全性に着目する飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。(あとは病気の子だと処方食として体調をカバーできるかどうか。。)

 

当院でも様々な処方食をご用意していますが、ご飯によって特色は様々。

ロイヤルカナンさんのご飯、ヒルズさんのご飯、日清製粉さんのご飯、ビルバックさんのHPM、ドクターズなどなど。。あとは一般食だとK9さんも。

それぞれに良い点があるので、「結局全部オススメ」になってしまっていますが、すべての人にすべてのご飯がオススメ!なわけではなく、やはり求められる事によりその都度オススメは変わってくるのです。

 

無添加を重視しているご飯、粒の大きなもの、小さいもの、ウェットタイプのもの、サクサクタイプのもの、使われている素材がお肉系だったり、お魚系だったり…。各フードメーカーさんにより売りにしている内容は違いがあります。

 

ペットフードに関しては、ワンちゃん猫ちゃんのご飯は本人の好みだけでなく、飼い主さんの使いやすさも大切な要因になってくるので、より複雑です。

 

例えば、防腐剤無添加!がなによりも良いかというと、100%そうとも言えません…。

防腐剤が入っていないとなると、それだけ雑菌やカビが繁殖しやすくなってしまうため、“頻繁にご飯を買いに行けない”、“管理を徹底できない”場合には返って体に悪影響を及ぼしてしまいます。(カビ毒はとても危険です。)

 

さらに気にされる方は、“使われているお肉”(牛・馬・鳥・魚)の食べている飼料、生育環境にも着目するかも知れません。

私もその“気になる人”の1人なのですが、中にはその食べている飼料も『遺伝子組換え飼料は使わない』、『魚も天然のものを使用する。』とこだわって作られているフードもあります。

今後、人間の食べ物も『無添加』『〇〇不使用』の記載が禁止されると風の噂で聞きましたが、買う側の求めているもの正しく伝わり、希望したものを手に入れられる世の中になってほしいなと思っています。

当院に来て下さっている業者さんは、『こういう意見があったよ。』『実際使ってみるとこうだったよ。』とお伝えすると、しっかり意見として受け止めてくださるので、もし食べていて、『もっとこうだったら良かったな』というご意見がありましたら、院長やスタッフに是非お話をしてくださいね!

 

『生きるために食べる』

ために、少しでも美味しく、より良い食生活が送れますよう声をあげることは大切だと思っています。