先日、フレンチブルドックさんの帝王切開がありました。
事前にお腹の中に6匹赤ちゃんがいることがわかっていたので、お母さんの体調を見ながらスタッフの人数が多い日に手術となりました。
その日はオペが3件重なったため、午後は急遽臨時休診とさせていただきました。
せっかくご来院いただいた患者様にはご不便をおかけいたしましたが、ご協力いただき大変感謝いたします!! おかげさまで赤ちゃんは全員が元気で生まれ、翌日お母さんとともに、無事にお父さんの待つお家に帰ることができました。
看護師さんたちも、この日は全員助産師さんに変身し、赤ちゃんの蘇生に携わりました。
なんと生まれた子は1匹を除いてほとんどが同じ柄^^
子宮から取り出してから呼吸が安定するまでは、羊水を吸い出したり、体をこすってあげたり予断を許しません。
自分が担当した子に付きっきりになり、必死で対応します。
私を含め、仔犬の蘇生に携われるスタッフは5人! 6匹目を取り出すまでになんとか初めに取り出した子を安定させます。
幸いにも、取り出された子はみんなとっても元気で、ベットから這い出してお外に出そうになる子までいました!
お母さんも麻酔から覚め、落ち着いたころに看護師さんに手伝ってもらいながら授乳を開始。
子供たちはピーピー元気に鳴きながら必死でお母さんのおっぱいを飲もうとし、お母さんはまだ出が良くないおっぱいを必死であげようとしていました。
出産前は神経を鋭くし、緊張し気味な表情のお母さんでしたが、出産後は本当に穏やかで愛にあふれた優しい表情をしていました。
生まれた子の動画を飼い主様に送ったのですが、動画の仔犬の声を聞いたお父さんパグさんは首を左右に傾げ、不思議そうにしていたそうです( *´艸`)
人間も動物も、お父さんは比較的実感が湧くまでに時間がかかるかな・・・??
次回健診に来る頃には赤ちゃんもきっと大きく成長していることでしょう。次にお会いできるのがとても楽しみです♪