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2021.02.15

もうすぐ国家試験

いよいよ明日明後日は2021年度の獣医師国家試験が行われます。 私たちの獣医師国家試験はもう10年前となりますが、私は未だに国家試験の夢を見ることがあります。

正確にいうと、国家試験から1年後付近という設定の夢です。どんな内容かというと、国家試験をパスしても実は国家試験1年後の試験もパスしないと正式な獣医師にはなれないというもの。。

国家試験が受かったからといって油断せず、その後の努力を怠るな!と日々戒められている潜在意識が夢に表れているのがよくわかる悪夢?です(^_^;)

 

今年は新型コロナの影響から色々な制約があったり不安も例年以上に大きいかと思いますが、受験生の皆さんには体調を万全にして、尽くした人事に思い描いた天命が下されるように祈っています。

 

我々の国家試験の当日はニュージーランドの大地震があり、その数日後の卒業式当日には東日本大震災があり・・と、あの年以降、より日常の中に災害に対する危機感をもちながら過ごしていかなければいけないなという出来事が増えました。

 

先日の震度6強の地震も当院ではそこまでの被害はありませんでしたが、スタッフの猫ちゃんは割れたガラスで足を切ってしまいました。

患者さんの中でも、しばらく元気がなくなってしまったワンちゃん・猫ちゃんがいたようです。猫ちゃんの場合は特にパニックになって外に飛び出してしまったり、人の手が届かない所に逃げて捕まえられないという事態が起こりやすいので、普段から安心できるところはココ!という場所を用意しておくことをおすすめします。

押し入れ、クローゼット、ドーム型のハウスは猫ちゃんが安心して隠れていられる場所になりうるので、もしも大きな地震が来て避難が必要そうになりそうな場合は、わざと押し入れやクローゼットを少し開けて、猫ちゃんが逃げ込めるようにしておくと、いざ地震がおさまって先に人間が避難する場合、後から迎えに来た時に場所を特定しやすいです。(お水やご飯も入れておいてあげると数日間はお迎え猶予ができます。←真夏は熱中症になり危険ですが)

 

普段から常に気を張って、いざというときにすぐ動けるよう訓練。というのは難しいので、地震が来たら何をするかリストというのをリビング等に貼っておいてもいいかもしれませんね。

 

今では車に貼るマグネットやステッカーで、“家に猫がいます🐈”というものを見かけることがありますが、自分が動けない際に家に入ってもらった人に、ワンちゃん・猫ちゃんに関する指示を書いた紙を作っておくのもいいと思います。(扱い方の注意点、ご飯の場所、ワクチン証明書やお薬の場所、血液検査や病歴のわかる書類等の場所などです)同行避難となった場合も、狂犬病ワクチン・混合ワクチン・ノミダニ予防が必須となることもありますので、いつ避難しても大丈夫なように、『年だから打ちたくない』『どうせお外に出さないから。』『マンションの上層階にいるから大丈夫でしょう』と予防を怠らずにいてほしいと思います。

 

さて、これから春にかけて徐々に予防シーズンが始まります。

予防は病気の予防だけでなく、このような災害に対する行動の自由を持つための備えという意味合いもあります。是非今一度わんちゃん・猫ちゃんのもしもの時を想像して、ご家族とお話し合いの機会をもってほしいと思います。