春先も梅雨入りの時も、夏から秋に変わる時期も、しょっちゅう私が『寒暖差に気をつけて・・』なんて述べているので、「もうそんなの1年中気をつけていなきゃいけないじゃん!!!」というレベルまでしつこく感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、、
実はこの寒暖差での体調不良は本当に予想通りくるものでして、立て続けにみんな下痢の症状/立て続けにみんな吐いている・・・といった主訴となる日があります。時にはてんかん発作の子の連絡も続けて来る日があるため、寒暖差だったり気圧の変化が身体に与える影響は軽視できないと感じています。
人の方でも“気象病”といって、なんか今日は体が重だるいという日がありますよね。
これらの不調は自律神経の不調が関連していることが多く、動くべき時に動けなかったり、逆に休むべき時に活発になってしまうという、体のアクセルとブレーキがうまく働かないため、事故に遭いやすくなるというイメージです。本当は副交感神経を働かせて一生懸命食べ物の消化をしていなければいけないのに、機能しなかったため消化不良となり下痢になる・・といった流れです。
動物はほとんど毎日毎食同じフードを与えることが多いと思いますが、
人の方だと、寝不足で疲れている日も、風邪の日も、絶好調で元気いっぱいの日も、「毎回同じくカツ丼を食べる」「毎回同じくこってりラーメンを食べる。」という人はなかなかいないはずです。風邪の時は芯から温まるような鍋焼きうどんを食べたり、おかゆを食べたり、自分の体調と相談したり、未来を予測して食べるものをチョイスすると思います。
このように物言わぬ動物たちなので、今日はこういうものが食べたい気分・・今日はこういう気分なんだよな・・・ということを伝えづらいため、飼い主さんは、『なんだか食欲がなくて心配・・』といった不安に悩まされることと思います。
天気予報をみて、「明日は急に寒くなるみたいだから温かい格好をしていこう!」「寝るときにちょっと厚手の毛布で寝ておこう」といった調整を、未来予測で行うことにより人も体調を管理/維持できるため、我々よりも体が小さくストレスに敏感な動物たちへも、食べるものや運動の仕方を微調整して予測管理をしておくといいかもしれません。
フードに関しては、いつも食べるものをガラリと変更してしまうと、それはそれで負担となるため、トッピング変更程度の量を変えてあげるのが良いと思います。
つい先日のお話なのですが、下痢や嘔吐の症例が多かった週の最後に、5匹のわんちゃん猫ちゃんが立て続けに亡くなった日がありました。
偶然・・といったら偶然集中しただけなのかもしれませんが、夏にもそのように亡くなることが集中した日があり(その時は4匹のわんちゃん猫ちゃんが亡くなりました。)、今回は今までで一番多くの子が一度に亡くなったため、ショックも大きい1日となりました。(亡くなったお時間がほぼ同じという子もいらっしゃいました。。)ほとんどの子がお家でご家族に見守られて亡くなりました。
さらに驚いたことは、5匹中3匹のこの誕生日が1日違いだったこと・・(例としてあげると9月1日・9月2日・9月3日のような) 生まれた年も病歴も闘病期間も違うのですが、あまりの偶然にドキッとしてしまいました。
その日の前日あたりはとても綺麗な満月で、満月の日には亡くなる方が多いというのは統計学上有意な差がなく、満月との因果関係は迷信だと言われているようですが、科学では証明できない何かの力があるのではないかと思わずにはいられませんでした。
街路樹も秋色に変わり、木の葉散る風景がどこか淋しさを誘う季節になりましたが、飼い主様のみなさまも心も身体も体調を崩されませんように、料理サイトを見るときはぜひお天気情報と合わせて献立を決められるといいかもしれません。
最近は朝方の乾燥もひどいので、喉のケアをするのに生ハチミツはお勧めです。(こちらの写真はとみやどにあるEight crowns japanさんのremon honey。スタッフ曰く、レモンの皮間感がしっかり感じられるスパイシーなハチミツだったとか。) 院長はじめ、当院スタッフも患者さんの健康を支えるためにも、自分たちも風邪を引かず元気にいなければ・・。
そして、ちなみに今現在、10月31日(日)までセルバ2階センターコートにて大人の文化祭マルシェとして、当院でも取り扱いのある無添加おやつ・薬膳フードを作られているNatural Treats Wanmore!さんが出展されているので、ぜひ足を運んでみるのはいかがでしょうか?お食事のカウンセリングシートも置かれているようなので、日々のご飯にお悩みの方はご相談してみては!(開催日の中で店主さんがいない時もあるので、ぜひNatural Treats Wanmore!さんのインスタでチェックしてみてください。)