※今回の記事にはオペ中の写真も載っているため、苦手な方はご注意下さい。
9/17は子猫さんの漏斗胸のオペがありました。
漏斗胸とはその名の通り、胸の前面が漏斗状に凹んでいる状態のお胸のことをいいます。
肋骨と胸骨が前胸部で結合する骨はやわらかい軟骨になっているため変形しやすくなっています。
前胸部が漏斗状になっていると胸部に位置する心臓や肺に影響が出て、不整脈や呼吸器感染症などにかかりやすくなってしまいます。
今回オペの子は生後4ヶ月ほど。
漏斗胸は骨がまだ柔らかいうちに手術した方が整復しやすくなるため、できるだけ早い日程で行いました。
オペ前には心電図検査も行い、もちろん血液検査で麻酔をかけても大丈夫か確認をしてから処置を開始します。
このように糸をかけて牽引します。
2枚目の写真と比べると、凹みが解消されているのがわかりますでしょうか?
そしてギプスに固定します。
オペ前とオペ後の写真です。
この子は麻酔の覚めも順調でしたので、入院はせず、日帰りとなりました。