花の思い出話はまだ完結しておりませんが(長すぎますね。。)、まず先日行いましたイベントのレポをしたいと思います。
さて、今年も獣医さん体験が無事終了いたしました!!
最近では、ある程度内容が固まってきたものの、まだまだ改良の余地があり、依然試行錯誤している部分もあります。
どうやったらお子さんたちが楽しんで参加できるか、一緒にいらっしゃる保護者の方も興味をもって見ていただけるか。
時間も限られてる中、ギュッと詰め込んで計画しています。
今年は先着順で受付をし、2日で計8組のご家族にご参加いただきました!!
可能であればまだまだたくさんの方にご参加いただきたいところなのですが、外来やコロナ対策も考慮し、今年は2日間の日程で、1時間2組、2時間の中での開催という運びとなりました。
ご参加いただくお子様には、実際に我々が着用しているスクラブやケーシー、白衣を着てもらい、聴診器を首から下げて獣医さんになりきってもらいます。
この聴診BOXは開業以来、かれこれ4年もお世話になっています・・・(どうか電池よ。切れないでほしい!)
このBOXを使って、正常な心音と心臓病の心音の違いを聞き比べてもらいます。
難しいお話もありますが、子供たちは真剣に院長のお話を聞いてくれていました。
お耳を使っての診察を体験してもらった後は、機械を使用しての診察も体験してもらいます。
第一診察室にある大きな医療機器といえば超音波の機械です。普段触る機会のないこちらの機器を使って病気を発見してみましょう。
毎年登場する獣医さん体験用のぬいぐるみ。
今年もしっかり病気を作って参加協力してもらいました!(インスタストーリーでアップしていたグッズは、実はこれに使用するためのものだったんです。)
超音波はプローブの当て方により映り方が変わってきます。 上手く異常を映し出せるか、腕の見せ所となります。
一方、スタッフと一緒にまわっている小さな先生は、画像診断に挑戦していました。
レントゲン画像を見て、これは何かな?と考えています。
先月スタッフのところで子犬が生まれたので、子犬ちゃんがお腹にいた時の画像も使い、『何匹の赤ちゃんがいると思う?』と当てっこもしましたが、付き添いされていたお母様方はさすが経験者でいらっしゃり、正確な頭数をズバリ当てる方が多かったです。白黒の胎児画像に見慣れていたためでしょうか?
レントゲン撮影の時に着る放射線防護服の重さも体感。
我々は重さに慣れているし、一昔前の防護服に比べたら軽いとまで感じるくらいなのですが、初めて着る方はとっても重く感じるかと思います。
普段はこれを着て大型犬も抱っこし、レントゲン撮影を行っています。 動物病院スタッフは体力が大事なのです!
スタッフグループの体験は、レントゲンの後に顕微鏡検査コーナーへ。
糞便検査や血液塗沫のプレートを見てもらいます。
小さな細菌や細胞の映像を見て、一体どれが何モノなのか観察してもらいます。
スタッフグループが検査に夢中になっている間、院長グループは手術室へ移動していました。
獣医さんは体力も大切ですし、繊細な仕事もできなければなりません。
院長グループは実際の器具と糸を使って手術の時の糸の結び方を体験します。
小さな先生も、院長のお話を聞きながら上手に結んでいました。慣れてくると、院長と保護者の方がお話している間に、一人でどんどんと結び目を作っている子もいました。
小さな獣医さんの吸収力の凄さに毎年感動しているのですが、今年もまた、『可能性は無限大だな。。』と改めて感じました。
スタッフグループも、最後は本格的な検査に挑戦。
ドキドキワクワクの採血体験です。
実際に赤い血は採れないので、ぬいぐるみの血管からお水を採取してもらいます。
動物たちはどこから採血するのか、どういったことに気をつけながら採血するのか、スタッフにレクチャーしてもらいながらみなさん上手に採血できていましたよ!
院長やスタッフにたくさん質問してくれる勉強熱心な小さな獣医さんもいてくれて、とっても嬉しかったです。
説明するスタッフにも熱が入ります。
このような形で、今年も無事2日間のイベントを終わらせることができたのですが、
外来でいらっしゃる患者さんから、「参加したかったけど受付に間に合わなかったー!」というお声も多々いただきました。
毎年“夏の”獣医さん体験しか開催できていませんが、いつか“夏以外”の獣医さん体験が開催できるかな??
大人でも楽しめるような、レベルアップした獣医さん体験も開催してみたいなぁと、目論見だけは強くありますので、動向を注視していてくださいね♪♫
もしかしたら、またLINEで獣医さん体験の応募をするかもしれません^^