スタッフブログ

2024.05.01

狂犬病予防接種の季節

狂犬病の予防接種は年1回と決められていますが、厚生労働省では狂犬病予防接種期間として4月〜6月に接種することが勧められております。(この期間、体調が思わしくない方は遅れて接種したり、持病のために接種が困難な場合は代わりに猶予証明書という書類を発行してもらいます。)

狂犬病の予防は、人の命を守ることにつながるため、わんちゃんを飼われている方は特別な理由がない限り(命に関わる体調不良等)必ず行うものなので、春先は獣医師が各地域を周り集合注射を行っています。

 

院長も4月は病院を休診にし、数日集合注射に行っていたのですが、先日ようやく終了いたしました。

私自身一度集合注射の様子を見たいと思っていたので、明石台付近が集合注射の会場になった日に、ちらりと覗きに行ってみました。

私が覗きに行ったのは、明石台の公園脇の公民館での集合注射です。

公民館近くの公園は、桜の木がたくさんあって、もうだいぶ散っていましたが、お花見にはもってこいの公園でした。

桜とわんちゃんの組み合わせは案の定とっても可愛いです。

もう少しだけでも開花状況がズレていたら、満開の中での狂犬病予防接種日になったことでしょう。

ワクチン接種後は激しい運動は避けた方が良いのですが、この日は日差しも強すぎず、お散歩日和な1日でした。

きっと、いらっしゃったワンちゃんたちはまさかお注射のためのお出かけだとは思わず、ただのお散歩だと思ってお家を出てきたことでしょう。

 

こちら↓は可愛いお洋服とお帽子をつけて集合注射にいらっしゃったキャバリアさんです!

ベンチの上でお写真を撮られていたところだったのですが、私も撮影させていただきました。

 

予防接種後、逃走しようとしているワンちゃんもいらっしゃいました。

一緒にいらっしゃったパグさんは、『も〜逃げちゃダメでしょー』とでも言っているかのようです。

1つの会場につき約30分ほどの時間が設けられています。

 

この接種会場での集合注射が終わると、獣医師・動物看護師・役所のスタッフさんたちと一斉に車移動し次の会場へと向かっていきます。

せっかくなので私ももう一会場覗いて見たいなと思い、図々しくも勝手についていきました。。

次の会場はあけの平です。

それぞれの会場で来場スタイル(?)が異なり、駐車場が全くなく、全ての方が歩きで来るところもあれば、会場に駐車スペースがあるのでお車でいらっしゃることができる会場もあります。

公園近くの公民館でのお注射は、比較的まばらに来場されている印象でしたが、こちらのあけの平の会場は時間にはすでに行列ができており、開始とともに次々と順番に接種されていました。

狂犬病という病気は、日本でこそ馴染みがないですが、世界中で多くの人が亡くなっている恐ろしい病気です。

発症してしまった場合、ほぼ100%死亡し、その亡くなる過程も悲惨な病気でありますため、わんちゃんを飼われている方は接種漏れがないよう毎年忘れずに接種してくださいね。

集合接種の機会を逃してしまった!という方は、接種できる動物病院に来院し予防をお願いいたします。