今年も春の健康診断キャンペーンの季節がやってまいりました!
昨年も、ワンちゃん猫ちゃんともに約3割の子に何らかの不調や病気が見つかり、
「このタイミングで健康診断を行って良かった!!」と言える症例も多くあり、その中には即日手術となった子も複数件ありました。
以前もお話ししましたが、スタッフのワンちゃんも、病気発見の約7ヶ月前に健康診断を行なっていたのですが、プロフィール写真撮影時に流れで健康診断を行なったところ、腹腔内に腫瘍が見つかったという例があります。
幸い早期発見だったため、今はとっても元気なのですが、やはり中年齢以降の動物たちには、年2回の健康診断の大切さと、血液検査だけでなくあらゆる方面からのアプローチが大切であるということを痛感いたしました。(このときのお話は以前のブログで記載済みなので、もし良ければ読んでください^^)
年2回と聞くと多いような気もしますが、人よりも早く年を取るワンちゃん猫ちゃんにとっては、決して多すぎるわけでもないようです。
さらにポイントなのが、ワンちゃん猫ちゃんは人間のように自分の不調を言葉で訴えることができないということ。
目に見えて不調になる頃には『我慢ができないくらい』になっているので、そうなる前に気づいてあげることが大切です。
また、健康診断は〝病気を発見する〟という目的のほか、〝自分の基準値を把握する〟という意味合いもあります。
基準値というものは、統計学的に求められるのですが、例えば100人健康な人を集めて検査を行い測定した値のうち95%が属する値を基準と設定しています。
言い換えると、たとえ健康であっても5%程度は基準外になるのです。
ですから、基準値から外れたからといって、一概に健康ではない。とは言い切れないのです。
自分がその残り5%の軍であるだけなのか、本当に健康を害しているがための基準値外なのかは、総合的に・経過を見て判断する必要があります。つまり、いつもは基準値に収まっているのに、突如基準外になってしまったのか、 安定的に基準外で維持しているのか、それを判断するためには前もって自分の体を理解しておく必要があるのです。
今年はすでに花粉が飛散しているという情報もあるくらい、暖かくなるのが早いです。
お散歩やお出かけに出かけることも多くなる季節がやってきますので、ノミマダニの予防も含め、早めに健康管理をして、楽しい新年度を迎えましょう^^