日清製粉さんのごはん
昨日のお昼休みの時間は日清製粉さんで出されているフードの院内セミナーでした。
日清製粉さんはフラワー小麦粉やマ・マーなどの粉製品を扱っている会社さんです!(カップラーメンの日清さんとは別会社です。)
ワンちゃん・猫ちゃんの病院用フードといえば、ロイヤルカナンさんやヒルズさんなどがポピュラーかと思いますが、最近では日清製粉さんからもアレルギー用・ダイエット用・消化器系用・腎臓用などのフードが出ています。
療法食だけでなく、オヤツもありますし、腎臓用にはドライタイプだけでなくウェットタイプもあります。
日清製粉さんのフードですごいところは、品質にとにかくこだわっていて、サンプルフードにまで脱酸素剤が梱包されているところ(´⊙ω⊙`) サンプルほどの量のものにも新鮮さを保つ気配りがされています。
というのも、品質が落ちないような添加物をフードそのものに入れていないためだそうです。
途中、セミナーの合間合間に実際に私たちもワンちゃん・猫ちゃん用のフードやオヤツの試食もしてみました😄
色々なフードがあるなか、まず感じたのが〝油臭さがない〟ということ。手で摘んでも全く手が汚れません。
ドライフードの味は、普通の出汁パックをギュッとビスケット状に固めたかのように風味よく、噛んだ時の歯ごたえもパリパリと湿気や脂分のない良い音がしました。
試食した中で私が特に美味しかったのはアレルゲンセレクトカットのオヤツキューブです。このキューブは原材料にタチウオが使われており(贅沢!!)、お芋の甘さがとても感じられる、普通にお茶菓子として出されたら多分気づかないくらいのクオリティでした(◎_◎;)
そのほか、猫ちゃん用の腎臓食で高級品の部類に入るキドニーキープ リッチテイストなどもお試ししましたが、「他のご飯は食べなくなったけど、このご飯をあげたら食べてくれるようになった」というのも頷けるくらいの舌触りでした。
腎臓食なので他のものより、やはり味としては薄く感じましたが、ドライフードは鼻から抜ける風味がとてもよく、ウェットタイプはレストランで使われる裏ごし器を使ってツナ缶を丁寧に裏ごししたかのような滑らかな舌触りでした。(滑らかでありながら所々マグロの食感も感じられるように粒状のものが入っています)
また、日清製粉さんのアレルギー対策用フードは、アレルゲンの混入がないように製造過程でも梱包時も人間用のアレルギー食と同じくらい厳重に管理されているそうで、少しのアレルゲンにも反応してしまう子にはベストなご飯だと思います。
いくつかサンプルフードをいただきましたので、ご飯の切り替えをお考え中の飼い主様、新しいご飯にご興味のある飼い主様はぜひスタッフまでお申し出ください。
まだ療法食の必要のない子でも、小さい頃から色々なご飯を試しておくと、高齢になったときなど、いざ処方食に切り替えなくてはいけないという状況がきても受け入れやすくなります。特に猫ちゃんは小さい頃に食べたものが好みとして残るようになるので(おふくろの味的な)、腎臓食や肝臓食、糖尿病のご飯などをお試ししておいても良いと思います。
とある有名な行動学の先生の昔飼われていた猫ちゃんはアメリカ生まれだったそうですが、高齢になり、いよいよご飯が食べられなくなったときに、試しにハンバーガーをあげてみたらとても喜んで食べたそうですよ。(´⊙ω⊙`)きっと子猫ちゃんの時にハンバーガーを道ゆく人に分けてもらっていたのでしょうね( ˘ω˘ )
カプセルトイ
子供だけでなく、大人もワクワクするようなカプセルトイ(普段私はガチャポンとかガチャガチャと呼んでいます)が昔に比べてとても多くなりましたね。
子供向け…と思わせつつ、大人も欲しくなってしまうようなクオリティの高いフィギュア、子供の頃好きだったキャラクターのグッズ、何のために作ったんだろう??と思いつつ引き込まれてしまう独特の世界観のもの…。
以前に比べたらカプセルトイの値段も上がっているけれど、『1回だけなら…』と思える値段設定の割に、目星のものが当たらないと2回目3回目も挑戦せずにはいられないため、まさにちょっとしたギャンブルです。
さて、その中で私が最近特に注目しているのが、猫の被り物・お洋服シリーズ。
特に最近試したもので、生地の質感もしっかりしていて、我が家の猫もそれほど嫌がらなかったものをご紹介。
それが、猫のセーラー服です!
ケープタイプになっていて、体全部を覆うわけでもなく、頭にも違和感がないので首輪感覚で付けさせてくれ、首元のマジックテープも長めに設計されているのでワンちゃんなどの猫より大きい体格の子も付けられそうな、調節しやすい設計になっていました。 マジックテープも粘着力がとてもしっかりしています。(その分、どこかに引っ掛けて首が絞まってしまわないよう注意が必要です)
生地がツルツルしているのでクルンと回りがちですが、抜け毛が張り付くこともないので、綺麗な状態を維持できるのも良いポイント。
色の種類も7つくらい?あるので、2、3回試してもダブる可能性は低そうです。
また、スタッフもカプセルトイをよく集めているのですが、スタッフがやってきたのはこちら。
こちらも前掛けやケープタイプのようです。
スタッフの当たったものは〝お魚泥棒さん〟🐟
猫のお洋服シリーズのカプセルトイはだいたい1回300円くらいなので、店舗で1着買うよりもかなりお手頃で、遊び心のあるものも多いので試しやすいところが魅力ですね。
また、中身を取り終えた後の空カプセルも、実はワンちゃん・猫ちゃんの知育おもちゃとして有効活用できるんです✌️🌟
まず、チャッカマンなどを使いカプセルの一部に火を当てて溶かし、小さな穴を空けます。(この時換気を良くして、火傷には十分注意してください。)半田ごてなどがあると楽かもしれません。
空いた穴にケバケバした部分がないようにヤスリなどをかけてあげると安心です。
できたら中にオヤツやフードを入れます。
これで手作りコングの出来上がり!
コロコロ鼻先や手で転がすと中からフードやオヤツが出てくる仕組みになっていて、ご飯が大好きだけどダイエットが必要な子、普段ガツガツ急いで食べがちな子、お家の中で遊び足りない子などにオススメです💖
コングも買うとなかなかの良いお値段になってしまうので、まずコングというもので遊んでくれるかどうか?を見るために手作りのもので試してあげるのも良いかもしれません。
※もちろん、カプセルで作ったこのおもちゃは、ワンちゃんの場合、噛み癖のある子には割れた破片で口腔内を怪我してしまったり、プラスチックを飲み込んでしまう可能性があるので、飼い主さんの見ているところで与えて見てくださいね。
市販のコングの方が安全性も高く、乾燥フードだけでなく缶詰やスティック状のオヤツを組み合わせて入れられたりするため便利で安心なことは確かですので、このカプセルで遊んでくれそうなことがわかったら、本格的なものを買うことをお勧めします😉
今日は七草
今日は1月7日、七草粥を食べる日ですね。
我が家もこの一年の無病息災を祈って、朝に七草粥を作り子供達に食べさせ登園させました。
七草粥に使われる材料として、〝セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロこれぞ七草〟と覚えたように、7つの野草を用いるものだと思っていたら、地方によってだいぶ違うそうで…
例えば雪深い東北地方では七草を摘めないので、ただのおかゆを炊いたり、干し柿や栗を入れた七草粥を食べる地域もあるそうです!
調べてみたら、青森県や秋田県では1月7日に行事を行う地域は少数で、その代わりに小正月(1月16日)にけの汁を食べるそうです。
けの汁というものは、ごぼう、人参、大根、ふき、ゼンマイ、細めの筍、こんにゃく、凍り豆腐、油揚げなどをダイス状に切ったものを味噌味で煮込んだものなのですが、青森市出身の私にとってはとても懐かしい郷土料理です😆 祖母がよく作ってくれた思い出があるのですが、たくさんの具材の旨みがたっぷり入っていてとても美味しい料理です。
さて、懐かしいワードが出てしまったために話が脱線してしまいましたが、この七草粥、ワンちゃんにおすそ分けしても大丈夫かな?と迷われている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
一般的な上記の七草は特に犬に与えていけない野草ではないため、ご家族に作った分をおすそ分けしても大丈夫です。
ただし、味付けとして塩気を強くしているものや、その他の具材を使用しているもの(例えばネギを入れて炊いたおかゆはもちろんダメ)、甲状腺に異常のあるワンちゃん・猫ちゃんには控えた方が無難でしょう。(アブラナ科の植物に含まれる成分で甲状腺に負担をかけてしまう心配がある場合)
また、どんな食べ物に対してもそうですが、アレルギーの有無がわからない初めて与えるものの時は、少量ずつからスタートすることが大切です。
カツオ出汁や鶏肉の茹で汁で炊いたおかゆだと、ワンちゃんも良い香り香りに誘われてよく食べてくれるかもしれません。炭水化物の取りすぎが心配であれば、ドロドロおかゆでなくても、ご飯入り七草スープのように、水分たっぷりめのものでもいいと思います。
お正月のイベントや、帰省の疲れが取れないまま今日から仕事始めという飼い主さんも多いと思いますが、どうぞお身体お大事に、まずは消化の良いもので内臓を休ませてあげてくださいね。

お風呂大好き柴さん。(ハーブパック )
昨日は、ホテルでお泊まり中だった柴犬さんがお帰りになる日だったので、最後にハーブパック&グルーミングで綺麗になって飼い主さんを待っていました😊
この柴さんは先月に一度行い、今回リピートとなる2回目のハーブパックです🌿
今回はビューティオイルもプラスして✨
1回目よりも事態を把握しているのか、『あぁ、このあいだやったやつね…』という表情をしています😀
お顔までしっかりパックして、シャンプーで洗い流します。
- 温かいのが大好きなので、お湯をためてあげるとジッとして寛いでいます。
ハーブの緑が無くなったらドライヤーで乾かします。柴犬さんはアンダーコートがあったり、毛が密なのでドライヤーが長時間になってしまうのですが、とてもお利口さんにしていました。
シャンプー後、大好きな飼い主さん家族がお迎えに来られ、抱っこされながら帰っていかれました(^^)
きっと今日はお家でぐっすり眠っているでしょうね💕
おしゃれ猫さん
お正月らしいお洋服を着て来院された猫さん!
いつも病院に来るときは可愛らしいお洋服を着てきてくれているのですが、タイミング悪く私が病院から出ている時だったりで、最近はなかなか会えずにいたので、今回久し振りに会えて、さらにおめでたい格好をされていて、とっても嬉しかったです(^^)💕
診察後は恒例となっている病院周りのお散歩へ。袴姿から防寒のためダウンジャケットにお着替え😎
それでも暖かい院内から出たくないのか、しばらく風除室で佇んでいました😅
私や飼い主さんに促され、しぶしぶお外へ。
この後ゆっくりいつもの場所へ移動し、しばし日向ぼっこをしていました☺️
風は冷たいけれど、空の青色がとても綺麗な良いお天気!
お散歩日和♡といきたいところですが、ペットホテルでお泊まりしているワンちゃんも、実はお散歩にあまりいきたがりません💦
ワンちゃんも猫ちゃんも、室内の暖かい場所でのんびりしていたい。というのが正直なところでしょうか?
冬場は室内ドッグランや室内キャットランがあったら喜んでくれそうですね(o^^o)
HPと診察券のデザイン紹介1
あけましておめでとうございます。
いよいよこちらのブログをスタートしようと思います。
NEWブログスタートにあたり、当院で使われているもの(HPや診察券)を改めてここでご紹介させていただきたいと思います。(長くなるので、今後いくつかの記事に分けてご紹介したいと思います。)
昨年末より当院のHPをリニューアル✨いたしましたが、新しいHPには〝今まで〟と〝これから〟の思いをたくさん詰め込みました。
まず、デザインを考える際、TOPやメニューの写真には、実際に関わっている患者さんの写真を使いたい。と強く思いました🐶🐱🦔
家族の一員として過ごしている動物たちの表情はとても穏やかで安らぎに満ちています。
動物たちは、飼い主さん家族がその子の異変に気づいて連れてこられないと動物病院に来ることはできません。
いくら動物たちが痛みや辛さを訴えていたとしても、飼い主さんがその子を想う気持ちがなければ、動物病院での診療を受けることはできません。
そんな愛情たっぷりに飼われている、幸せいっぱいの動物たちの姿でHPを埋め尽くしたいなと思い、写真を多数使ったデザインにいたしました。
TOPページの診療メニューのバナー背景の動物たちも実際の患者様です☺️
バナーの色は診察券の下の部分のデザインに使われている色になっております。以前インスタ等でもご紹介しておりましたが、なでしこ色(ピンク)は、女性スタッフの活躍を祈って、若苗色(緑)は小さくとも力強く育つ動物の命、クチナシ色(黄色)は物言わずとも気持ちを汲み取れるよう、藤色(青色)は優しさ・歓迎の意味から採用しております。 4色で四季の移り変わり(毎年巡ってくるように)を表現しています。
ちなみに診察券の縁の色は榛色(ハシバミ色)となっていまして、これは和解と中和を意味しています。患者様と心から通じ合いながら診察に臨む思いを表現しております。
猫のハーブパック
ハーブパック、ご好評いただいております。
ハーブパックをお試しされたチワワさん(その方はビューティオイルもプラスさたハーブパックでした)で、
静電気が起きにくくなった!と教えてくださった方もいらっしゃいました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
受付に置いてあるハーブパックのご案内や、ブログやインスタを見てくださっている方の中に『猫ちゃんもハーブパックをやれるのかしら?』と気にされている方が時々いらっしゃるので、実際の体験談として、我が家の猫達をハーブパック してみました!
前置きとして…
我が家の猫たちは短い時で1ヶ月ほど、長くとも2ヶ月に一度はシャンプーをしています。
2枚目写真の花(はな)さん♀は元野良猫、1枚目写真の至花(しはる)♂は花の息子で生まれたときから人と暮らしている猫です。
花も至花も、普段から、お風呂の時はニャーニャーと文句を言いつつ温かいお湯と全身のマッサージで意外にシャンプーされているときは気持ち良さそうにしているのです。
今回も、はじめてのハーブパックに戸惑ってはいたものの、ハーブ湯にも浸かっていて嫌ではなさそうでした。
ちなみに花さんの毛質は、元々は亀の子タワシのようにゴワゴワ、チクチク、フケだらけでした。
その状態から、エッセンシャルオイルの“デルモセント”を使って、劇的に改善されていましたが、今回ハーブパックをして、より一層ふわっと感が増しました。
デルモセントだけでもかなり毛並みはしなやかになりますが、ハーブパックをしてまるでヒヨコのようなふわふわの毛に。
至花は元々毛は柔らかい方だったので、普段デルモセントなどは使っていません。
花と違って、アンダーコートもしっかりしているような被毛なので、ハーブパックのふわふわ効果で、より身体に厚みが出ました。
翌朝も効果は続いていて、いつ触ってもプワプワで、二度寝アイテムにできるほどの心地よさになっていました。
猫ちゃんの場合は、普段お家でもシャンプーをして慣れている子であることが前提かと思います。
ハーブをしっかり落とすために、長めにシャワーを浴びなければならないためです。
普段からシャンプーすることは皮膚の健康を保てるだけでなく、飼い主さんが動物の体を触ることで、体型の変化や、腫瘍の早期発見、スキンシップにもなるため、是非オススメしたいことです。
個人的に、大好きな映画のご紹介
動物関係のお話ではないのですが、この時期必ず、毎年観たくなる映画があります。
ニコラス・ケイジ主演の
“天使のくれた時間” です。
どんな富や名声よりも、愛する、大切な人と一緒にいられることがどれほど幸せなことか。幸せとは何か。を改めて考えさせられる映画です。
人によって『大切なもの(人であったり動物であったり)』の価値観は違うものですが、その大切な存在と一緒にいられる幸せは誰にでも共感できるのではないでしょうか。
この1年がもうすぐ終わり、また新しい1年が始まりますが、みなさんも、みなさんが大切に想う人や動物たちも幸せな時間を過ごしていかれますように。。
定休日のトリミングday 最後の子は
そして定休日を使った、一昨日火曜日のトリミングOnly dayの最後の子は、素敵な毛色のチワワさん。
そう、数日前にトナカイのお洋服を着ていたことでご紹介した子です。
しばらくトリミングに行けていなかったとのことで、全体をスッキリさせるカットをすることに(^^)
まずはシャンプー。
今回三頭ともヒノケアシャンプーを使用しました。
仕上がりはこのような感じに。
お尻周りもすっきり、お顔周りもお尻周りも可愛いまん丸のカットになりました。
チワワさんの丸めのカットは卵ボーロみたいだなといつも見ていて癒されます。
これで新しい年もスッキリ迎えられますね(o^^o)
この子もトリミング後眠そうになっていました( ´ ▽ ` )
今回の三頭もみんなお利口さんで、本当によく頑張りました!
また来年も元気に会えることを楽しみにしています(*☻-☻*)
トリミングday 2番目はマルチーズさん
トリミングdayの2番目はマルチーズさん(^^)
カット前はこのような感じ。
前髪部分が目にかかるくらいまで毛が長くなっていました。
心臓に持病のある子で、数日前にお腹の調子も悪かったのですが、トリミング当日には体調も回復し、無事行うことができました。
とってもお利口さんにカットされています(^^)
仕上がりはこのような感じに(o^^o)
目の周りも胸元もスッキリしました(*´꒳`*)
仕上げのポーズもとてもサマになっています(*≧∀≦*)