子猫 漏斗胸
※今回の記事にはオペ中の写真も載っているため、苦手な方はご注意下さい。
9/17は子猫さんの漏斗胸のオペがありました。
漏斗胸とはその名の通り、胸の前面が漏斗状に凹んでいる状態のお胸のことをいいます。
肋骨と胸骨が前胸部で結合する骨はやわらかい軟骨になっているため変形しやすくなっています。
前胸部が漏斗状になっていると胸部に位置する心臓や肺に影響が出て、不整脈や呼吸器感染症などにかかりやすくなってしまいます。
今回オペの子は生後4ヶ月ほど。
漏斗胸は骨がまだ柔らかいうちに手術した方が整復しやすくなるため、できるだけ早い日程で行いました。
オペ前には心電図検査も行い、もちろん血液検査で麻酔をかけても大丈夫か確認をしてから処置を開始します。
このように糸をかけて牽引します。
2枚目の写真と比べると、凹みが解消されているのがわかりますでしょうか?
そしてギプスに固定します。
オペ前とオペ後の写真です。
この子は麻酔の覚めも順調でしたので、入院はせず、日帰りとなりました。
手作りの首輪
入院中の猫さん。
スタッフの手作りした首輪をつけてみました(〃ω〃)
全て100均のもので完成できるそうです。
長さ調節も可能で、これがマックスの状態で、
小さくすると、、、
こんな風に。
入院中の猫さんは前回の記事にも書きましたが、とてもお利口さんなので、普段来院の無い時間帯には自由にさせているため、鈴が付いているとどこにいるかわかりやすい。という利点も。
寝られていたらわかりませんが(。・ω・。)
パンツカット
昨日の9/14はもう一件トリミング。
この子にはデルモセントシャンプーを。
そう。昨日ご紹介させていただいたデルモセントエッセンシャルの、シャンプーです。
やはり気持ちよさそうなお顔です。
ドライヤーも静音・速乾なので怖がることなくあっという間に乾きます(^^)
この子のカットはお任せコースで、短さや形も全てトリマーさんに委ねました。
さてさて、どんなカットになるか。
ドキドキ。。。
あ、鼻に毛が(〃ω〃)
目の周りにハサミを入れても全く動かず、お利口さんにしています。
終始嫌がらず、むしろ寛いだ表情でトリミングできました(●´ω`●)
お座りしていると分かりづらいのですが、パンツを履かせたようなカットになりました♡
動画だと桃尻がフリフリとしている様子がわかりやすいのですが、動画アップできないため、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら是非一度お試しください(〃ω〃)
ハロウィン時期なので、かぼちゃパンツを連想できて楽しめるかもしれません。
本日のトリミング
本日のトリミングの子です。
糖尿病のある子で、お水をたくさん飲むためお胸あたりが濡れやすいということや、脱毛部分もあることから、生活のしやすさと外見を考えてのカットを行いました。
今回使用したシャンプーもこちらのヒノケアシャンプーです。
シャンプー中もとってもお利口さんで、このあいだの柴さんと同様とても気持ちよさそうにしていました。
シャンプーが終わり、ドライヤー・足裏バリカンのときには眠くなってきたようでウトウト。。。
カットの時も目を瞑ったまま(●´ω`●)
トリミング後はダームワンという保湿剤をつけ、1週間後からお家でもつけていただけるようにデルモセントエッセンシャルを処方させていただきました。
デルモセントは保湿効果が高く、毛艶も格段に良くなり、フケも減るのでこれからの時期は特におススメです。
ノミダニのつけるお薬のような形になっています。
香りも癒しの香りです。
動物病院で行うトリミングですので、何かその子の健康状態でご心配なことがあったり、ご高齢とのことで他のトリミング施設さんで難しいとされた場合も対応できますので、ご相談いただければと思います。
甘えん坊
とっても人なつこい入院中の猫さん。
会計士さんにもご挨拶していました。
お昼休みや休診日には自由に病院の中をお散歩させているのですが、スタッフが『おいで〜』というとタタタッとついてきたり、すぐにゴロンとお腹を出したり、まるで甘えん坊のワンちゃんのようです。
猫さんは一般的に“気まぐれ”、“独りが好き”なんて思われていることがほとんどですが、実は人にベッタリ。という猫ちゃんも多いんです(●´ω`●)
笑顔がとろけるトリミング
本日トリミングの子は、笑顔が可愛い柴犬さんです(o^^o)
足裏の毛も、伸びているとフローリングで滑りやすくなるため、短くカットします。
今回使用したシャンプーは、ヒノケアシャンプー。
天然由来成分で、刺激が少なく、これからの乾燥時期でも安心の、保湿性のあるシャンプーです(^^)
シャンプー中、終始ご機嫌でとろけていました(〃ω〃)
ヒノケアシャンプーの香りはほんのり癒しのヒノキの香り。
まるで森林浴しているかのようです。
ドライヤーも嫌がらず、お耳のおそうじも目を細めて気持ち良さそうにトリマーさんに身を委ねていました(●´ω`●)
歯のお話 その2
私も最近、歯医者さんにかかることが多くなったのですが、どうも首から上の痛みには弱く、毎回ドキドキしてもらいながら処置していただいています…(^_^;)
あの歯医者さんの器具のキュイーンという音も恐怖なんですよね…。゚(゚´ω`゚)゚。
動物の場合は、歯科処置をする際は全身麻酔をかけることがほとんどです。
『麻酔をかけずに歯石除去をしてほしい』という要望を受けることもありますが、
歯周ポケットの奥まである歯石は取りきれないこと、動物に過剰な恐怖心を与えてしまうことなどからオススメはしていません。
理性で恐怖心を抑えている人間でさえドキドキしてしまう歯科処置ですもの…f^_^;
何も分からず病院に連れてこられたワンちゃん猫ちゃんはもっと恐怖に感じてしまうはずです。
麻酔をかける際は事前に血液検査をして内臓の状態を把握してから行いますので、健康診断の意味合いでも定期的に歯のメンテナンスをすることは良いことだと思います。
もちろん、毎日歯磨きや口腔ケアを行なってキレイな歯を維持できていれば最高!
歯石のつきやすい犬種は小型犬が多く、チワワさん、ダックスさん、トイプードルさん、マルチーズさんなどはこまめにチェックしてあげてください。また、歳をとって免疫や唾液量が少なくなると更に歯石が付きやすくなります。
写真の子はシェルティさんですが、スケーリング処置でとてもキレイになりました。
歯のお話 その1
毎週病院に通ってくれているわんちゃん(^^)
健康に見えるのになぜ?と思われるかもしれません。
そう。歯磨きレッスンに来てくれているのです。
歯石はおよそ2,3日でできてしまいます。
わんちゃんは人間のような虫歯になることはありませんが、歯の汚れを放っておくと歯周病になってしまい、口腔内の細菌の影響から内臓にダメージを受けてしまうことがあります。
使用している歯磨きペーストはチキン味、歯ブラシはヘッドの小さいものがお勧めです。
美味しい味がするためか、この子もとってもお利口さんに歯磨きさせてくれています。
歯の汚れはその子の健康に影響を与えるだけでなく、スキンシップをとる同居のご家族にも影響してきます。
免疫の弱い小さなお子さん、ご高齢の方がいるご家庭は特に注意しなければなりません。
病気になってからではなく、病気にならない体作りのために動物病院を活用することも、とても良いことだと思います(o^^o)
災害への備えとして
エネルギーちゅ〜る、大好評です(^^)
入院中の猫ちゃんも、美味しそうに食べていました。
エネルギーちゅ〜るは通常のものよりカロリーが高いので、おやつとしてはお勧めしませんが、かさばらないので非常持ち出し用として常備しておくと良いと思います。
人も動物も、災害時は身体的にも精神的にもダメージを受けてしまいます。
日頃からの備えとして、水&食料、その他必要な物資の準備はもちろん、
動物の場合はキャリーやケージでの避難が多いため、普段から安心して(精神的負担無く)キャリー、ケージにいられるよう慣れておく必要があります。
キャリー&ケージは
“動物病院に行くときに入るもの”
“お留守番のときに入るもの”
という使い方が多いと思いますが、
キャリー&ケージ=負のイメージだと、とっさの時になかなか入ってもらえません。
日頃から、オヤツをキャリー&ケージで食べたり、遊ぶ時に使う(例えばボール遊びのときにボールをキャリーの中に投げ入れる、おもちゃを入れる)と良いイメージが定着してくれるので、
いざという時にも抵抗なく入ってくれるはずです。
ちゅ〜るが大好きな子は多いので、このようなしつけを行うときにもとても役立ちます。