年始のお友達たち
明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします😊
大晦日・元旦の日は雪がたくさん降りましたね😱 当院には遠くから通っているスタッフが約2名いるので、ちょうどお休みの日でよかったなぁと思いました!
みなさんもお家で過ごされた方が多かったでしょうか?
それともわんちゃんを飼われている方はむしろ雪遊びにお出かけしたでしょうか??
またオミクロン株という、感染しやすいコロナウイルス株が増えてきていますが、この2年間の中ではだいぶ“不安感”も落ち着いてきたような雰囲気の年末年始だったような気がします。(ペットホテルのお問い合わせも以前のように戻りつつありました。)
さて、例年通り当院も1月1日〜1月3日まで臨時休診・1月4日(火)は定休日だったので、今年病院は4連休となりました。(スタッフの中にはちょうど毎週のお休みと続いて5連休になった子もいました。)
診療がお休みだったので、お泊まり中の子たちは診察室などでフリータイムを取りました。
お写真、年末のものも混ざっていますが、、
猫さんも広めのワンちゃん用診察室を探検です。
お預けされてすぐはちょっと警戒気味でしたが、診察室で遊んだのがとっても楽しかったのか、すぐに打ち解けスリスリ。フレンドリーハローをしまくりだった猫さん。
一人で遊ぶよりも、撫でて欲しくて離れて撮影しようと思ってもすぐ至近距離に!
とっても近いです!!!
こちらの猫さんも、お泊まり後半から緊張がほぐれてお部屋の外で遊ぶように。
こちらも甘えたいオーラ出ています。
流石に雪がひどい時は院内散歩でしたが、雪が止んだタイミングでお散歩に行くととっても喜ぶわんちゃんたち。
「犬はよろこび庭かけ回る」の歌が脳内に流れるくらい、まさにそんな情景のお散歩をすることも多かったです。
インスタのストーリーでも載せましたが、医療モール内の駐車場は誰1人いなかったので、猛ダッシュで駆け回ることができました。
こちらのチワワさんも、お薬タイムの時はあからさまに嫌なお顔をするのに、お散歩グッズを見せると、パッと笑顔になるほどお散歩大好きな子。
「わーい♪」のお顔がわかるでしょうか?
こんな感じで、私たちはお正月中可愛い子たちと過ごしていました♪
今年も皆様にとって楽しく幸せな1年になりますように!!!
※昨年末応募していたお年玉抽選会の動画はもうじきアップ予定です!! あとは確認作業してから公開しますので今しばらくお待ちください♪
抽選結果はホームページの“イベント情報”に更新されます!
あわてんぼうの・・・
クリスマス前に書いていたブログ、もう書き終わる前にクリスマスが過ぎてしまったので結局ボツにしました^^; 時間過ぎるの早過ぎてついていけません・・・笑
なので今日は、クリスマス当日(昨日)に起こった私の個人的ハプニングを投稿したいと思います。(完全にプライベートな話題です😂)
昨日のクリスマス当日は、午前中からすでに冬休みに突入した我が子たちと一緒に車で行動したのですが
お昼くらいに一度病院に立ち寄り、必要なものを取ってから目的地に行こうとしていたので、エンジンをかけた状態で子供たちを待たせ、病院で用事を済ませて再び車に乗り込み、また別な目的地へ出発しました。
再度車に乗り込んだ時に、『車のキーが見当たりません』という表記が出たのですが、以前にもキーがあるにも関わらずそのような表示が出たこともあったため、「またか・・・しょうがないな。。キーの電波不良?? もーー。車屋さんに連絡しなきゃだな」くらいの気持ちで、急いでいたため運転を続けました。(ちなみに車のキーはスマートキータイプです。持ってるだけでエンジンかかるのでいつも鞄に入れっぱなしです。)
さて、目的地に到着し、荷物と共に財布を持って行こうとして初めて気が付いたのです。
ーーーーー!!!本当にキーがない!!!!!ーーーーー
荷物が多過ぎて、自分の鞄がないことに気づいていなかったのです。(病院に立ち寄った際、置いてきたんですね;;)
慌てて病院へ戻ろうとしてもエンジンを切ってしまった後なので、まぁ、車が動くはずもありません。
・・・終わった・・・
途方に暮れるとはこのことです。
この寒い中、子供3人も連れ、財布もない、車を動かすこともできない。。
慌てて院長に連絡しましたが、「診察がまだ終わってないし、昼オペもあるから2時間はかかる。時間潰して待ってて。」とのこと。
絶望でした😂
時間を潰すにも、この無一文の中、何もできず。
仕方がないので半分の目的だけ達成させて(お店の人へ差し入れ)、車で今後どうするか考えよ・・・😹と思っていたところ、2階から降りてきたお店の店員さんがその話を聞いて、車で病院まで送ってくれたのです・・・。
安易に口にしてもバチが当たるかもしれませんが、“主の恵み”かと思いました。。
店員さんに往復で送ってもらい、無事目的を全て果たせ、自分の車を運転して帰宅することができました。。。
外は寒いけれど、この人の心の温かさ・・・・・
胸いっぱいのクリスマスとなりました。
「来年も、良くしてくださった方への感謝を忘れず、私もたくさんの人に同じように優しくしてあげよう!」と決意を新たにできた1事件でした。
そして、スマートキーをもってる人に、こういうことも起こり得るよ。と教えてあげようと決意した一件でした。
それにしても、ひと気のないところや道路の真ん中とかでエンジン切れなくてよかった・・・。そして携帯だけでも鞄から出して持ってて良かったと思いました。。
みなさん、こんなこと、滅多に起こらないかと思いますが、エンジンかけたままで乗り降りすると、キーを置いてきても車が動くことがあるので、気をつけてください。。エンジン切った後身動き取れなくなります。
以上、サンタさんよりもあわてんぼうの、私のお話でした。
共感疲労とともに生きる
コンパニオンアニマル獣医師のための世界的ジャーナル誌を読んでいて(←なんかものすごい雑誌のように聞こえますが、薄くて読みやすい雑誌です)、「共感疲労」について書かれたものがあったので、今回はそちらの話題をしたいと思います。
読んだのは結構前なんですが、筆が遅いので結局アップするのが遅くなりました。
まず「共感疲労」ってどんな疲れ?? 相手の話に『うんうん』と頷いていることに疲れてしまうこと? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、この「共感疲労」というものは、相手の想いに強く共感し、当事者でないにも関わらず心を動かされ、同情することにより自身の心にも負荷を負ってしまう、いわば“思いやりの代償”として受ける心の傷のことです。
共感疲労は、獣医師をはじめ、介護者や医療従事者などの職業に就く方にリスクが高いと言われていて、
深い思いやりをもつほどに、助けようとする相手の苦しみに心が埋め尽くされ、緊張が極度に達してしまうために受けてしまう心的外傷のようです。
動物病院という場所は、飼い始めてすぐの、子犬子猫を迎えた喜びを共感することもあれば、虐待を受けた動物の治療をすることも、飼い主さんと長年連れ添ったであろう動物の最期を一緒に看取ることもあるという、1日のうちにも喜怒哀楽の感情が忙しく入り乱れる、まるで心のジェットコースターに乗っているかのような場所であります。
動物病院の繁忙期というのは、一般的に春と言われています。
確かに春の健康診断やフィラリア予防の開始、狂犬病ワクチン時期、新生活スタートとともに動物を迎い入れる人も増えるため、確かにご来院数は多い季節になり、予想される実質的な負担は春の方があるのかな?と思いがちです。
しかし、実際過ごしてみると毎年秋〜冬の季節の方が重い症状でご来院される方も多くなるため、1年の後半時期の方が『今日もようやく乗り切った・・・』と感じることが多くなるような気がします。
これが「共感疲労」を感じて過ごしている結果なのかもしれません。
共感疲労はリスクの高い職業に就く者にとっては完全に排除することができない仕事の副産物であるため、受け入れながら上手に管理していくしかないものです。
“疲労”とつけられてしまうと、要介護者さんや患者さん、患畜さんご家族の方が『負担をかけてしまった』『迷惑をかけてしまった』という、罪の気持ちを感じてしまう人もいるのでは?と思うため、私としてはすんなり溶け込んでこなかった言葉ではあるのですが、むしろこの「共感疲労」は大切な心の代償であり、管理さえ間違えなければ“幸せな副産物”にもなり得るものなのではないかなと思えるのです。
リスクが高いと言われる職業に就いていなくても、普段の生活の中でさえ共感疲労は存在するはずで、例えば自分の大切な家族が苦しんでいる様をみれば自分も同じく苦しいと感じ、ニュースで凄惨な事件・事故が報道されれば心がギューっとなり、
そんな、自身が受けたわけでもない悲しみに対して同じく辛いと感じることができるのは、きっと相手にも幸せになってほしい・知らない人であっても幸せにいてほしいと思える心をもっているからのはずです。仮に相手の幸せを願う心がなくなってしまったら、きっと世の中は自分本位の身勝手な擦れた付き合いで溢れてしまって、彩りのない毎日になってしまうでしょう。
動物に対して、家族に対して、関わるすべての人に対して(共感疲労=)同じく落ち込んでしまって、『自分が気をしっかり持たなければいけないのに・・』『同じく悲しんでいられない』『こんな心の弱いワタシでごめんね』と思う必要はなく、思ってしまったとしてもそれもまた大切にできる感情だと許してあげて、こんなにも心尽くして思える人・動物と出会えたことは最高に幸せなことなんだ。と感じながら心をケアすることが必要なのだと思います。
ジャーナル誌には“ラストまでこの職業を続けるのならLASTが必要”と書かれていました。
LASTというのは、Listen、Accept、Seek、Testの略称で、
Listen:耳を傾ける
Accept:受け入れる
Seek:模索する
Test:試みる
の4つの過程になります。
▷自分が今どういうふうに感じているのか、心に蓋をせず自分の心に耳を傾け(Listen)、悲しみや苦しみを誤魔化さず受け入れる(Accept)。そして泣きたい時には泣き、叫びたい時は叫ぶ(Seek)、最後は誰かにこの想いを打ち明けたり感情を解放する試みをする(Test)。
このLASTは共感疲労の管理に対してだけでなく、色々なことに使える打開策のはずです。
色々な方が1年間を振り返ってみて困難なことがたくさんあったと感じていることでしょう。
医療従事者の方だけでなく、色々な職業の人・家庭のために尽くして頑張ってきた人が「今年もあと少し!」と、最後の力を振り絞って奮闘していることでしょう。(年末年始もお休みのない方も多いですが)
もしくは、もっと尽くしてあげたかった・もっと頑張りたかったのに頑張りきれなかった・・。と自分を責めてしまっている人もいるのではないでしょうか。
自分一人のことだけを考えていない人ほど心の疲労や負担は大きいものです。でもそれは同時に、自分自身に大切な人・守りたいものがたくさんある証拠です。
心が重くなってしまった時は是非、自分に正直に!自身を救済するために! 極限の状態になる前に、“LAST”を試してみてください。
最後のお写真は、最近お迎えしてきてるマジカルブーケたち。
嬉しいことに対しても、もちろん利用していますが、ショックなことがあった時、亡くなった子たちがいる時など頻繁に訪れるようにしているのがお花屋さん(虹の丘のフラワーどさん)。
自分の悲しみを可視化して、なおかつビタミンF(Flowerが心のストレスを癒すという力)ももらえます!
私の実践しているT(Test)は、お花屋さんに行って、店員さんとお話ししてお花をお迎えしてくることかもしれません。
沈黙の
10月から11月にかけては体調を崩されてご来院されるワンちゃん猫ちゃんも多くいましたが、
特に体調に問題はないけれど、この時期に1回健康診断を・・ということで病院に来てくださる方も昨年に比べ多くいらっしゃいました。
人間よりも早く歳をとるワンちゃん・猫ちゃんは、人の場合年に1度の健康診断で済ませているところ、年2回行うことが理想ではあります。(自分の状態をなかなか訴えることができない動物なので尚更かもしれません)
春の健康診断キャンペーンでお配りした糞便検査半額クーポンや無料エコークーポンをこの時期上手に使って病気を発見される方もいらっしゃいました。
病気によっては、血液検査で異常が発見しやすい病気もあれば、エコーやレントゲンでしか見つけにくい病気もあります。
例えば、脾臓の腫瘍などは高齢犬で発生しやすい病気ですが、初期症状が“なんとなく元気がない、食欲がない”というものなので、「まぁ歳だしね。」「ご飯に飽きたのかしら?」と様子見をしているうちに腫瘍が大きくなって来院時期が遅くなってしまう。ということも少なくないかと思います。
実際私の実家で飼っていたラサ・アプソも高齢期に脾臓の腫瘍(後に病理検査で血管肉腫と診断が出ました)ができていたのですが、それに気がついたのは貧血が出るほどの末期になってからでした。
その他、健康診断から程なくして脾臓の腫瘍が破裂し、血腹でご来院になるという例も耳にします。この病気は、無症状のことも多く、末期にならないと貧血などの症状が表れにくいことから血液検査による健康診断だけで安心していると見過ごされることも多い病気です。(健康診断をした後だと、なおさら「“健康”だって言われたばかりだし!」と来院をせず様子見の選択をしてしまう一因になってしまいます)
健康診断は、あくまでその検査の範囲内での見通しであり、その時点での状態を検査しているものなので、100%の採点をしているわけではないのです。また、基準値も病院や機械により若干の誤差があるため、血液検査で数値が少しオーバーしたことをどう捉えるかもそれぞれだと思います。基準値はあくまでも統計的にこの範囲が健康といえるという指標であるため、自分の今までがどうであるか、今までからどう推移しているのかも大切な見方だと思います。
健康診断は“たまに”行うのではなく、“定期的に!”という理由はそこなのです。
もともと血圧が低いところで安定している人もいれば、筋肉量が多いという方、前日暴飲暴食してしまった、激しい運動やストレスのかかる環境にいたという通常運行でそうなのかふとした出来事があったのか。
トータルで自分はこの範囲を行き来していると予測できるなら問題なく、いつもの数値よりずば抜けておかしく変化していたら何かあるな?と疑うきっかけにできます。
その一点だけを見るのではなく、どう推移したか。は体の悲鳴を聞くのにとても有効です。
このために秋口くらいに使える無料エコークーポンを考えたのですが、たまたまそれをきっかけにエコー検査をして、肝臓の腫瘍や脾臓の腫瘍を発見された方が複数名いらっしゃいました。
全体像が無く、動画の抜粋写真になりますが、苦手な方はご注意ください。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
こちらが脾臓にできた腫瘍です。
一箇所だけでなく、複数個ボコボコしたところが見られます。
エコーでの見え方も載せられたら良かったのですが、それは後々あるかどうか探しておきますね。
この脾臓は病理検査に出されましたが、その結果次第でその後の治療方針が決まります。
これがもし病気が進行していて貧血症状が出ていたら、麻酔をかけての摘出手術はさらにリスクのあるものになっていたはずです。
こちらの一件は、健康診断の意義をとてもよく反映した一例だったと思います。
一般的に沈黙の臓器というのは、腎臓・肝臓・膵臓を指しますが、脾臓もなかなか無口な臓器です・・・。
これから年末年始、お休みの動物病院も多くなってきますので、少しでも体調に違和感を感じたら早めの受診を心がけてくださいね。
生命は明るい方へ手を伸ばす
11月に入ってからも色々なことがありましたが、最近の出来事から。
まず当院もスポンサーとなっているベガルタ仙台のお話を。
すでにニュースや新聞でも取り上げられているため、周知の方も多いかと思いますが、先日11/20(土)に行われた湘南との試合で、ベガルタ仙台はJ2降格という結果になってしまいました。
コロナが落ち着いてきてからだんだんとスタジアムにも足を運びやすくなり、これからまたサポーターの方と一緒に喜びを共有できる機会も増えてくるかもしれない・まだまだベガルタのチャント(←:一定のリズムと節を持った、祈りを捧げる様式を意味する古フランス語に由来する言葉)もよく知らないし、声が出せるようになったら覚えていきたいなと思っていたところだったのですが、この2年間選手たちのとびきりの笑顔が見れないまま、残り2試合を残して辛い結果となってしまいました。
今年のスタジアムでの思い出はわずかですが、その中であった嬉しかった出来事を初めにここに紹介しようと思います。(もっと早くに書こうと思っていたのですが書きそびれました。)
それは10月下旬の広島戦での出来事で、この日予想はしていたものの、スタジアムの寒さが一層厳しくなってきて、いうことを聞かずに薄着で同伴した子供達が案の定寒がり、試合開始前から私のアウターを差し出し自分が超薄着で感染する羽目になりかけたことがありました。
そんな状況を見ていた周りのサポーターさんたちが上からも下からも、『このご時世だから(コロナもあるから)貸し借り難しいかもしれないけど、良かったら使って!』と温かい言葉と共に使い捨てホッカイロをくださったり、ブランケットを差し出してくださったり、優しい気持ちを分けてくださったことがありました。
気温は寒い日でしたが、もうその優しいサポーターさんたちからの言葉や心に私の胸はジーンと熱くなりました。
『あぁ、ベガルタ仙台は、こんな心優しい人たちにたくさん応援されているんだな。その思いが力になるといいな。』と、残りの試合で奇跡が起こることを私も祈っていました。
この1年間、決してサポーターの方の思いが届かなかったわけでも、選手たちに勝とうという思いが無かったわけでも決してないですし、むしろ震災から10年という節目の年に、この東北に希望の光を・・とより一層の想いをもって望んていたことと思います。
しかし、前節の湘南戦でJ2に降格という、絶対に避けたいと思っていた結果になってしまい、試合後にお辞儀をしている最中、一部の人たちから選手たちは酷いブーイングを浴びてしまっていました。
どう頑張っても思うように行かない、望んだ結果にならない。という経験は、真摯に向き合い目を背けることなく1つのことに努力を捧げたことのある人なら、1度は人生の中で身に覚えがある経験なのではないでしょうか。
きっと選手たち1人1人、最後には奇跡を起こしてサポーターの笑顔で埋め尽くされるスタジアムを胸に描いてプレーしていたのではないでしょうか。
もちろん、このやるせない結果に、怒りの矛先がなく、誰かに当たりたいという強い感情をもつ思いもわからなくはありません。
しかし、誰よりも毎日毎日勝利することを目標に努力してきたベガルタ仙台のチームに酷い言葉をぶつけたり、悲しみに追い討ちをかけるような行動をすることは、
心尽くしてきた人を傷つけることは、とても悲しく、どうしても見ていられない光景でした。
涙を流して顔を上げられずにいた選手もいました。 涙を流さなくても、心の中で涙を流していた選手も多かったことでしょう。
人の心は計り知れません。 気丈に振る舞っていても心の中は涙で溢れていたかもしれません。
計り知れないからこそ、相手の心を想像して思いやりをもって接しなければいけないのではないでしょうか。
これからも頑張ってほしいと、支えたい、と思うのならば尚更そうです。
これはベガルタ仙台の一件に限らず、心をもつ命と接するときは全てそうだと思います。
コロナ禍で動物を飼う人が増えたけれど、放棄する人も増えた。ということも然り、自分に都合が悪くなると相手がどうなろうが構わないという行動をすることはとても悲しいことです。
もしもそのものを愛しているのなら、どんな姿になっても、どんな結末でも寄り添い抱きしめてあげなければならないと思うのです。
小さくて容姿が愛らしい頃や、病院にかかることなく元気だった頃は、自分に都合が良いことばかりで飼っていても良かったけれど、年をとって見栄えに劣るところが出たり、病気になったために治療費や手間がかかるようになると都合が悪いからいらない。というのは、『もしも自分がそんなことをされたら。』を想像すると、とてもできるものではありません。
院長ともこの試合の後その出来事について話をしたのですが、『我々の世界でも(獣医の世界でも)どんなに死力を尽くして治療をしても亡くなってしまうことがある。亡くなってしまったら過程がどうであれ、批難されることもある。それは仕方のないことだけど、それが認められる世の中になるといいよね。』と言っていました。
誤解のないように追記しますが、これは『一生懸命やったんだから、死んでしまっても許してくれる世の中になってほしい』『一生懸命やったんだから、負けても許してあげて』という発言ではなく、自分の思い通りにならないことがあっても、関わる人たちがどんな思いでしてくれたか想像力をもって思いやりを持てる人が増えれば、悲しみも力にしてお互いより良い未来を作っていけるよね。という意味だと思います。(←文章力が無くて結局思うように訳せませんが)
サポーター/サポートという言葉が、支えるという意味ならば、潰されてしまわないように寄り添い、倒れないよう力になるのが“あるべき姿”ではないかと個人的には思うのです。
どうか力を失ってしまわないよう、もしも傷ついている人や動物がいるなら一層のやさしい気持ちで接してあげたい。と、そういう人たちがたくさんいる世の中になってほしいと願ってやみません。
残り2試合も、愛溢れる応援の中でプレーできることを祈っています。
心も身体も健康に
春先も梅雨入りの時も、夏から秋に変わる時期も、しょっちゅう私が『寒暖差に気をつけて・・』なんて述べているので、「もうそんなの1年中気をつけていなきゃいけないじゃん!!!」というレベルまでしつこく感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、、
実はこの寒暖差での体調不良は本当に予想通りくるものでして、立て続けにみんな下痢の症状/立て続けにみんな吐いている・・・といった主訴となる日があります。時にはてんかん発作の子の連絡も続けて来る日があるため、寒暖差だったり気圧の変化が身体に与える影響は軽視できないと感じています。
人の方でも“気象病”といって、なんか今日は体が重だるいという日がありますよね。
これらの不調は自律神経の不調が関連していることが多く、動くべき時に動けなかったり、逆に休むべき時に活発になってしまうという、体のアクセルとブレーキがうまく働かないため、事故に遭いやすくなるというイメージです。本当は副交感神経を働かせて一生懸命食べ物の消化をしていなければいけないのに、機能しなかったため消化不良となり下痢になる・・といった流れです。
動物はほとんど毎日毎食同じフードを与えることが多いと思いますが、
人の方だと、寝不足で疲れている日も、風邪の日も、絶好調で元気いっぱいの日も、「毎回同じくカツ丼を食べる」「毎回同じくこってりラーメンを食べる。」という人はなかなかいないはずです。風邪の時は芯から温まるような鍋焼きうどんを食べたり、おかゆを食べたり、自分の体調と相談したり、未来を予測して食べるものをチョイスすると思います。
このように物言わぬ動物たちなので、今日はこういうものが食べたい気分・・今日はこういう気分なんだよな・・・ということを伝えづらいため、飼い主さんは、『なんだか食欲がなくて心配・・』といった不安に悩まされることと思います。
天気予報をみて、「明日は急に寒くなるみたいだから温かい格好をしていこう!」「寝るときにちょっと厚手の毛布で寝ておこう」といった調整を、未来予測で行うことにより人も体調を管理/維持できるため、我々よりも体が小さくストレスに敏感な動物たちへも、食べるものや運動の仕方を微調整して予測管理をしておくといいかもしれません。
フードに関しては、いつも食べるものをガラリと変更してしまうと、それはそれで負担となるため、トッピング変更程度の量を変えてあげるのが良いと思います。
つい先日のお話なのですが、下痢や嘔吐の症例が多かった週の最後に、5匹のわんちゃん猫ちゃんが立て続けに亡くなった日がありました。
偶然・・といったら偶然集中しただけなのかもしれませんが、夏にもそのように亡くなることが集中した日があり(その時は4匹のわんちゃん猫ちゃんが亡くなりました。)、今回は今までで一番多くの子が一度に亡くなったため、ショックも大きい1日となりました。(亡くなったお時間がほぼ同じという子もいらっしゃいました。。)ほとんどの子がお家でご家族に見守られて亡くなりました。
さらに驚いたことは、5匹中3匹のこの誕生日が1日違いだったこと・・(例としてあげると9月1日・9月2日・9月3日のような) 生まれた年も病歴も闘病期間も違うのですが、あまりの偶然にドキッとしてしまいました。
その日の前日あたりはとても綺麗な満月で、満月の日には亡くなる方が多いというのは統計学上有意な差がなく、満月との因果関係は迷信だと言われているようですが、科学では証明できない何かの力があるのではないかと思わずにはいられませんでした。
街路樹も秋色に変わり、木の葉散る風景がどこか淋しさを誘う季節になりましたが、飼い主様のみなさまも心も身体も体調を崩されませんように、料理サイトを見るときはぜひお天気情報と合わせて献立を決められるといいかもしれません。
最近は朝方の乾燥もひどいので、喉のケアをするのに生ハチミツはお勧めです。(こちらの写真はとみやどにあるEight crowns japanさんのremon honey。スタッフ曰く、レモンの皮間感がしっかり感じられるスパイシーなハチミツだったとか。) 院長はじめ、当院スタッフも患者さんの健康を支えるためにも、自分たちも風邪を引かず元気にいなければ・・。
そして、ちなみに今現在、10月31日(日)までセルバ2階センターコートにて大人の文化祭マルシェとして、当院でも取り扱いのある無添加おやつ・薬膳フードを作られているNatural Treats Wanmore!さんが出展されているので、ぜひ足を運んでみるのはいかがでしょうか?お食事のカウンセリングシートも置かれているようなので、日々のご飯にお悩みの方はご相談してみては!(開催日の中で店主さんがいない時もあるので、ぜひNatural Treats Wanmore!さんのインスタでチェックしてみてください。)
心が原動力
数日前の出来事なのですが、常日頃私のもっとも恐れ、警戒していることが起こってしまい、精神の核が破壊されました😂
もっとも恐れていること=データを失うことです。
小学校か中学校の頃に、“今は情報化社会であるため、色々な情報が溢れているけれど、何かあったときに真っ先に失う記録はソフトウェアに保存された情報、次に残るのは紙に保存された情報、もっとも残るであろうものは石に刻まれた情報だ。”(つまり進化したものほど脆くて失いやすい。)という話を聞いて以来、デジタルで保存された記録に対しては、次の瞬間にもう失ってしまうかもしれないモノという認識を持つようになり、恐怖とともに過ごしてきました。
このため、データは1つの媒体に保存するだけでなく、本当に大切な記録は紙として印刷したり、複数個の記録媒体に保存するように気をつけています。(さすがに石に刻むまでの気力はありません)
しかしながら、そのような万全を期したつもりでいても、データの移行がうまくいっておらず、半分しかデータがコピーされていなかったり、機械の不具合でデータが失ってしまったりということがあるため、私の不安は年々積もり、警戒心もより強くなっていくわけです。
ここ最近はヤマダ電機の店員さんにアドバイスをもらい、衝撃に対する故障リスクが低いこと、データ移行のスピードが早いことからHDDよりもSSDの方が良いとのことで、メインの記録媒体はSSDを採用しているのですが、インスタやHP編集などではApple製品を使うことが多いため、Air dropによるデータ移行を活用し、厳選したデータはAir dropにより飛ばしてiPadでも保存するようになっていました。
自分の作成した勉強資料やスクリーンショットしておいた情報、後から素材として使えそうだなと保存していた写真や動画等々・・・iCloudの容量アップを勧められるほど溜まっていたデータ量だったのですが、、、、
就寝前に思いつきでパスコードを変更してしまったがために、2日後6桁のパスコードが思い出せなくなり、最終的にiPadが使用不可という悲惨な結末を迎えることとなってしまいました・・・・・。
皆さんは知っていましたか?
パスコードを間違えすぎるともう2度と使えなくなることを・・・・・。5分、15分、1時間・・・と段々と使用できない時間が増していく中、必死にパスコードを思い出そうと書き出してみましたが、どれも当たらず。。
結果私はiPadに保存していた全てのデータを失うことになりました。
よりにもよってiPadに保存していたデータ量が多く、PCに保存できる空き容量も、iCloudの空き容量もなく、どこにもバックアップが取れておらず、復元しようもない最悪の結末となりました。
どうやらAppleはセキュリティーが厳重すぎてそのような仕様になっているそうです。 どんなに凶悪事件が起ころうが国家の重要人物が事件に晒されようが、パスコードだけは絶対に教えてくれることも・データを復旧させることもできないそうです。
今回のことをきっかけに、私は安易にパスコードを変えることがどれだけ悲惨な結果を生むかを思い知らされました。
なので、皆さんにはどうかもしもパスコードを変える時があったら、就寝前は絶対にお勧めしません。そしてどこかにメモすることをお勧めします。
そんな事件があり、心が砕かれた私は数日放心状態が続きました。
今は、かつて保存していたHDDも引っ張り出し抜粋して改めてSSDに移行する作業をしています。やはりHDDもデータを読み込めなくなっていたりするものがありそちらもショックが大きいです。 それでも開院から撮り溜めていた患者さんの懐かしい写真が出てきたり、懐かしい思い出を振り返る機会にもなっています。
ただでさえ原動力である心が打ち砕かれているのに、写真や書類の量が膨大なので、その移行作業に時間を取られ、インスタ更新が滞りがちです。
早くデータを整理して楽しい情報を更新していきたいと思っています。
というわけで、今日はただの私の近況報告でした😂
ヘタウマハンターの収穫
スタッフから夜中に送られてきた写真を、寝起きに開いてみて『ぶっ!!』と吹き出した今朝の私。
顔の描写は頑張ってるけど、後ろ姿の雑さよ・・・・・
スタッフが、2枚目をキーホルダーにしたいくらいだと推していたのですが、確かに!画伯らしさが久しぶりに発動した作品だなぁ・・と共感。
出勤して、スタッフに『確かに↑2枚目すごいね・・』と話をしたら、「そうなんですよ・・最近上手く描こうとしてて丁寧さが出ちゃってるんですが、これはらしさが出てますよね・・」との返答🤣
私的に、『最近うまく描こうとしてて・・』のくだりに、やはりスタッフにも日頃からヘタに描くことを期待して止まないのだな。と確信が得られ、近々ヘタウマハンターの正式就任をしなければ・・と決意を新たにするのでした。
3枚目はどこかでも見たことがあるイラストですが、どうやら別な子。 マズルの長い犬は一律こんな仕上がりになるのでしょうか。。
しかも左右で描いてるし!
そして今朝私が出勤してからは、インスタでも話題にしていた、隠された名画“燃えているハムスター”を探すため、思い当たるカルテを次々引っ張り出したのですが、未だ発掘できませんでした。 燃えているハムスターの名の如く燃えてしまったのか、神隠しに遭ってしまったのか・・ 引き続きヘタウマハンターには捜査を続けてもらいます。
そんな中、(燃えていない)ハムスターの絵が発見されたのでアップしておきます。
20匹以上飼ってたんだから、ハムスターの絵に関しては何も言わせない。と言わんばかりの、ハムスターに関しては自信がある院長画伯のクオリティがコレ。
そしてこちらは、普段からインスタで院長画伯のヘタウマ絵画を見てくれているフォロワーさんが、目の前で描かれて笑いを堪えるのに必死だったという作品。
普段から2次元で画伯の絵を見ていて、いざリアルタイムで自分の子を描かれると確かに「わ〜〜〜」となってしまうかもしれませんね^^;
そして、なんでしょう。
絵がこうだと、カルテ記録の字さえ面白く見えてしまうのは私だけでしょうか・・・
『こするってなんだよ・・っっw』と、サンドウィッチマンのコント中のセリフ:「壁に耳ありってなんだよっww」的に笑えてきてしまうのです。(わかる人いるかな・・・)
面白くないところまで波及して面白くなってきてしまうのです。
寿住、モデルへの道
かねてよりrainbowdrop_dogwearさんにお願いしておりました猫服(ナーススクラブver)が出来上がりました!
はい。みなさんお馴染みですよね。 上の部分は当院の看護師スタッフが着ているスクラブです。
スカート部分は白のスカートに小花刺繍のあるレースを着けていただきました。
注文した時、寿住(すずみ)は今よりも少し小柄で、もしかしたらパツパツで入らないのではないか・・・と危惧していましたが、rainbowdropさんがそれを見越して採寸より少し大きめに仕上げてくださったおかげでピッタリサイズで着られました♡
そしておまけでハロウィン柄のネクタイも同封してくださり・・・(//∇//)
早速サバ猫兄さんに装着させていただきました!!!
(寿住が太ったのは、この2人がデブ活でごはんを食べまくったせいです。)
せっかくなので、裸ちゃんですが花さんも一緒に記念撮影。
3人にもなると、2人カメラ目線でも1人変な方向を向いていたり、変な方向を向いていた子がカメラ目線になると2人の気がどこかに飛んでいたり・・・
まるで我が家の子供達を撮っているようだ・・・と思いながら撮影しました^^;
花さんもだいぶ歳なので、ある程度で切り上げてあげて、寿住1人での撮影に切り替えましたが、他2人が解放されているのに自分だけまだ自由の身になれないので、若干(相当?)不満さ丸出しです。
いや、ちょっとせっかくrainbowdropさんが可愛い服作ってくれたんだからもっと可愛い顔してよ・・・・・と、飼い主だいぶ気まずくなります。
『ちょっ・・すんみ!!(可愛い顔してよ!!)』と叱責すると、反抗的にもこの表情・・・。↑↑↑
しかもちょっと可愛く撮れたかな?と思うと謎に首長だし。
お洋服を引き立たせなければならない役目を担わせたはずなのに、、、、、寿住のモデルへの道はまだまだ遠そうです・・・・・。
ロングリードの憂鬱・・・
広大な敷地を逃走の心配なく自由に遊ばせることができるロングリード(伸縮リード)。
しかし、使う場所や使用方法によっては、周りの人に不安感を与えてしまう場合もあります。
よくロングリードに関してのトラブルを耳にするので、今回話題とさせていただきました。 もちろん、ロングリード自体が悪いわけではないため、「ロングリードをやめましょう!」という喚起ではないのでご安心ください。
秋の行楽シーズン(まだコロナウイルスの感染には注意が必要なため、大いに遊びに出かけよう!とはいかないですが・・・)、みなさんが気持ちよくお外を満喫できるよう、周りに気を配って遊んで欲しいなと思っています。
もちろん、リード問題だけでなく、糞尿の後始末も忘れず、よろしくお願いいたします!